「マンパワー」前田建設ファンタジー営業部 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
マンパワー
壮大なPVではあるのだが、技術的に実現出来る環境にあるって事にトキメク。
それとは別に普段目にしない事柄に圧倒されっぱなしの2時間だった。
ダムも地下鉄もスカイツリーも、当たり前だが誰かが作ってる。
そこには並々ならぬ情熱と専門的な知識と、蓄積された莫大な経験値があり、それらが結集されて建造物は出来上がるのだ。
例えばこの作品はメーキングでもあり、ドキュメントでもある。
見応えあった。
まさか、まさか!感動の涙が頬を伝うなど想像もしなかった。
町田氏や六角氏のような人は実際にもいて欲しいし、自分のフィールドで輝ける人ってのは問答無用でカッコいい!
あんな人達が日本の発展を牽引してきたのだと思うし技術革新に一役も二役もかってきてくれたのだと思う。
建設業界へのリスペクトというか、職人気質な人間達への応援歌といおうか…激アツだった。
後半になり様々な人が「地球の危機」だとか「機械獣が」とか「人類の存亡が」とかを真剣極まりない目をして話す。
勿論それは脚色の中の話しなのだが、共通項として感じるのは「成さねばならない」という使命感とプライドだ。
今回は空想世界の建造物だから分かりやすいのだけど、何もそれは今回に限ったわけでもないと思うのだ。
基本はゼロからの立ち上げだ。
人が集まり知恵を振り絞り1にする。
物を作る成り立ちを観ているようであった。
そうして出来上がった格納庫。
脳内変換ではありはするものの、もう少しCGに頑張って欲しかった。
出来上がったものに「ちゃちい…」と思えてしまったのが残念だった。
町田啓太氏と濱田マリさんへ、俺的助演賞を進呈したい。素晴らしかった!