ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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最近の映画は2時間越えが多い
始まりからなんだかワクワクする様な感じ。
やっと出て来たトニーとマリアが出会うシーンはときめいた。けど途中からこのシーンはいる?早送りしたくなった。トニー、アンセルエルゴートは立ち姿からミュージカル向きでは無い。(割と好きな俳優さんだけど)
トニーと言うからにはトニー賞級の人がいいな。前作のジョージチャキリスは映画のポスターでもその才能を充分に魅せている。
そもそもウエストサイドストーリー自体が
現代のニューヨークのロミオとジュリエットを作りたかったはず。
ならば似たようなリメイクを作るのではなくて今のウエストサイドストーリーを作れば良かったのに。
何十年も前の同じ様なリメイクなら全てがアップデートされている現在に前作越えは当たり前。
マリアは時々可愛くも見える。オデコ隠した方が良いのでは?
この作品の中でアニタ役のアリアナデボーズだけが光ってた。
これからも語り継がれる物語(ミュージカル)
長年ミュージカルを撮りたがっていたスピルバーグ。念願叶って、初めて歌い踊る。
しかし、手掛けるのはオリジナルじゃない。リメイク。しかもよりによって、ハリウッド・ミュージカルの至宝の一つ『ウエスト・サイド物語』…!
誰もがこれを聞いた時、驚いた筈。だってオリジナルは、アカデミー10部門に輝く名作中の名作。それをリメイクする必要性はあるのか…? 『ベン・ハー』の悪夢が嫌でも脳裏に蘇る…。
もしやっちまったら、大失敗どころではない。スピルバーグ自身やオリジナルに傷が付く。
絶対に手を出してはならない神聖な領域レベル。
キャリア史上最大であろうプレッシャーに、当代きっての名匠は見事に勝った…!
新たな魅力に満ち溢れて、『ウエスト・サイド物語』が鮮やかに、今再び踊り出した。
と同時に、往年のハリウッド・ミュージカルを見ているようなクラシックな雰囲気、味わい。
新しいけど、古典的。古臭いけど、新鮮。
現代的な要素を取り入れつつ、“かつての時代”へ連れて行ってくれる。
そのバランスの絶妙な事!
ミュージカル映画は今も作られ続けているが、往年のようなミュージカル映画を見る事は今となっちゃあ皆無。夢のまた夢…。
しかしそれを、魅力たっぷり堪能させてくれて、それだけでも感激ひとしお…。
ストーリーはオリジナルをほぼ踏襲…と言うか、丸っきり同じ。(なので、あらすじは割愛)
オリジナルへの敬意に感じたし、それに本作の場合、ヘンに脚色や改変しない方がいい。してしまったら、オリジナルの持つ全てが台無しになってしまう。
本作でも克明に、争う事の愚かさ、憎しみの連鎖、悲しみと末の悲劇が描かれている。
個人と個人なら、喧嘩。集団同士だったら、抗争。ジェッツとシャークスはこれに当たる。
それが憎しみ/対立深まると、より大きな惨劇…戦争へと発展していく。
不良グループの抗争だけに非ず。分かり合おうとせず、そこに人種の問題も絡め、これはもうしっかり訴える戦争の縮図だ。
スピルバーグは戦争映画を多く撮り、『ミュンヘン』では報復の虚しさを訴え続けてきた。
偶然か必然か、『ウエスト・サイド物語』のテーマはスピルバーグにぴったりだったのだ。
ミュージカルに移民や人種などの社会的問題を織り交ぜたオリジナル。
それは人種の多様性が求められる現代にこそ通じ、オリジナル以上に強く描かれていた。ここが、現代ならではの視点。
ジェッツとシャークス、警官や街の住人から迫害や偏見を抱かれているのは、やはりシャークスと感じた。シャークス…つまり、プエルトリコ移民。結局は移民。この国の者ではない、よそ者。
彼らだって、好きでこの国に居る訳ではない。“自由の国”とは名ばかりの“偽りの国”に。
それでもここで暮らしている。自分たちにだって自由がある。誇りがある。ここで生きていく。
ジェッツ側は言わば、今を生きる若者たちの体現だ。
何故彼らは性懲りも無く非行に走る…?
分かってくれない大人、息苦しい社会への鬱憤、反抗、抵抗。彼らなりの訴えであり、闘い。
そんな事でしか表せないなんて、愚かかもしれない。
が、漲る今だけの若さの力を、大人や社会がずっと押し留める事など無理。
必ず若者たちは、自分たちの力で行動する。
俺たちの声を聴け。
どちらにも言い分や非はある。どちらが良い/悪いかで決められない。
ただ悲運な事に、両グループはぶつかってしまったのだ。この国で、この街で。
分かり合おうとせず、対立し合う両グループ。
そもそもそれは、彼らを受け入れ理解しようとしない大人や社会の責任や問題でもある。
対立の果てに招いてしまった悲劇。それは彼ら自身の愚かさ故でもあるが、彼らもこの息苦しく狭い社会の一角の犠牲者なのだ。
頼むから社会よ、大人たちよ。前途ある若者たちにこんな悲劇を演じさせないでくれ。
オリジナルのクライマックスも非常に胸打たれたが、スピルバーグのヒューマンでドラマチックな手腕が存分に活かされ、より深みのあるものになった。
そんな悲劇の一方、愛し合う事の美しさ、自由への訴え、各々や自身のルーツへの尊さ、誇りが輝きを放つ。
本作でも彩ってくれる名曲やダンスと共に。
オリジナルでは『マリア』が特に印象残ったが、本作では『トゥナイト』と『アメリカ』が非常に印象に残った。今も頭の中でリフレイン中。
『アメリカ』はベルナルドやアニータら移民たちと街そのものが躍動しているかのよう。
『トゥナイト』は劇中、2回。序盤のトニーとマリアのロマンチックなデュエットと、中盤の決闘と各々の思いが交錯する前夜。同じ曲でも印象が大きく違った。
劇中曲はレナード・バーンスタインのオリジナル曲を、デヴィッド・ニューマンがアレンジ。開幕はオリジナルと同じあのメロディーが流れ、それだけで気分は『ウエスト・サイド物語』!
本作の最大の魅力の一つと言っていいのが、オリジナルに負けず劣らずのフレッシュなキャストたち。
特に、女優陣が秀逸。
オーディションで選ばれ、スピルバーグ監督の本作でいきなり主演デビューの“シンデレラ・ガール”。新星レイチェル・ゼグラーの魅力と歌声にメロメロKO!
オリジナルのナタリー・ウッドも美しかったが、マリアはプエルトリコ移民の子。白人のナタリー・ウッドが演じるのにちと違和感あったが、今回はラテン系のレイチェルがスペイン語でも歌い、しっくりくる。勿論、彼女の今後の活躍も楽しみ!
オリジナルではリタ・モレノが演じ、オスカーを受賞したアニータ。確かにアニータは旨味のある役だ。陽気で、ユーモアも担当。ベルナルドの恋人で、マリアの友人。自らも恋する女であり、良き理解者。が、愛する人を失い、マリア以上に悲劇性や憎しみを請け負う。
ブロードウェイからの彼女も新星。アリアナ・デボーズが存在感のある好助演と、パワフルな歌やダンスを魅せる。今回、オスカー助演女優賞の最有力。納得!
オリジナルのアニータ役、リタ・モレノの出演はオリジナルファンには感涙ものだろう。例えるなら、『シン・ウルトラマン』に桜井浩子が出演するようなもの。
単なるオリジナルリスペクトのゲスト出演ではなく、しっかりとした出番と役回り。オリジナルでのドクの位置。若者たちの時に理解者であり、時に嘆く。まるでオリジナルキャストが彼らを見守ってくれているように感じた。おまけに歌声も聴かせてくれる!
オリジナル以上に女性たちの姿が映し出され、“Me Too運動”の現代ならでは。
女優陣に比べると、男性陣はちと華に欠けたかなと。
ベルナルド役のデヴィッド・アルヴァレスはラテンのワイルドな魅力に溢れているが、オリジナルのジョージ・チャキリスの方が圧倒的にカリスマ性があった。
今回の若手キャストの中で唯一映画界でキャリアあるアンセル・エルゴートが演じる新トニーは、オリジナルのリチャード・ベイマーより陰あり。刑務所帰りという新たな設定となり、ただの好青年ではなく屈折したキャラ像を与えた。
『ベイビー・ドライバー』で音楽との相性の良さを見せたエルゴート。本作では直に歌声を聴かせる。
若手男性キャストたちもアンサンブルで、歌やダンスを披露。
丸っきりオリジナルと同じでは勿論無く、トニーの新たな設定などアレンジや変更、新解釈も。
オリジナルのまず最初の見ものであった空撮の開幕。本作も一応空撮から始まるが、対象物が違う。オリジナルではNYの風景だったが、本作では撤去されるスラム街。これだけで一つのテーマを表しているような気がした。
ファーストシーンのジェッツとシャークスの鉢合わせ。オリジナルではいがみ合いだけだったが、本作では乱闘や街中チェイス。アクション演出ならお任せ!のスピルバーグならではの疾走感あるシーンに。
カメラが街に繰り出したロケーションは、オリジナルの最大の魅力の一つ。本作ではスピルバーグの“眼”と言って過言でもないヤヌス・カミンスキーによる躍動感あるカメラワークやきらびやかな色使いが素晴らしい。
まるで1950年代のNYにタイムスリップしたかのようなロケーション、美術。衣装も洗練された豪華なものもあれば、着崩れしたようなリアリティーも。
スピルバーグ常連や新参加のスタッフによる名仕事ぶり。…いや、スタッフたちも一緒に歌って踊っているのだ。
さすがにオリジナルを超えた!…は言い過ぎかもしれないが、これほどオリジナルの魅力を損なわないリメイクは稀有。
昔オリジナルを見た人が感動したように、今我々も、胸打つストーリー、訴えるテーマやメッセージ、ミュージカルの醍醐味、スタッフ/キャストのプロフェッショナルさに再び感動する。
大迫力のアクション映画やSF映画は劇場大スクリーンで観てこそだが、本作もまたそう。公開延期を経て、劇場大スクリーンで見れて良かった。至福の時。
この醍醐味と魅力を、劇場大スクリーンで是非!
これからも語り継がれる物語(ミュージカル)。
今だから、リメイクされる意義がある
ニューヨーク版ロミオとジュリエットとは聞いてはいましたが、ほぼまんまじゃん!(笑)
61年に公開され、翌年のアカデミー賞を獲得した名作ミュージカル映画のリメイク。
スティーヴン・スピルバーグがミュージカルを撮ったというのも新鮮ですが、ロッテントマトでもかなり評価が高いのでかなりな期待値をもって観賞しました。
期待以上とまではいきませんが、結構面白かったです!
基本的にミュージカル映画の魅力というのは素晴らしい歌とパフォーマンスだと思っています。
これがあれば、ストーリーが普通でも大概はカバーされます。
まず、主人公の仲間やプエルトリコ人達の社交ダンスのシーン。
ジャズのビッグバンドをバックに、そんなに広くないホールで大人数がぶつからずに男女ペアで社交ダンスを踊る場面は「これぞエンターテイメントだ!」と声に出したくなるほど圧巻でした!
スピルバーグは娯楽映画の名手だけあって、エンターテイメントとしてのミュージカルの魅力を充分理解している方と解って嬉しかったです。
また、主演の二人の歌唱シーン。
トニーを演じたアンセル・エルゴートは今回初めて歌う場面を観ましたが、あんなにミュージカルに合う歌声を響かせる事が出来るとは思わなかったです。
マリアを演じたレイチェル・ゼグラーの歌唱力も凄く、ハイトーンの響きが心に沁みました!
今作の舞台はニューヨークで、ヒロイン含めた親戚や兄の仲間はプエルトリコの移民という設定でした。
リメイク前の原作映画は、プエルトリコ人の俳優を起用出来なかったそうですが、今回スピルバーグがプエルトリコ人の俳優に拘ったそうなので、そこに関してはリアル重視でした。
ストーリーに関しては、移民における人種差別を描いていました。
40年前の映画でも描いていたはずの問題が未だにアメリカにある事にある種悲しさを感じますが、だからこそスピルバーグは未だ続いてる今のアメリカの情勢を感じて今回リメイクに踏みきったのだと思います。
そういう意味では、リメイクする意図が大いに感じられました。
人種間の対立や男女における価値観の違いや偏見をテーマに盛り込んでいるので、コミカルな場面やロマンチックな場面はありつつ描写は重いです。
ただ、人間のどうしようも無さや刹那的な衝動等を描いているので、多くの登場人物に共感が生まれます。
ただ、肝心な主人公とヒロインの恋愛描写に関しては正直弱かった気がします。
ディズニー映画もそうですが、傑作の恋愛映画は、基本的に男女が出会って良い感じになり結ばれるまで少し時間をかけることが多いです。
ただ、今作に関してはトニーとマリアが出会ってそうそう良い感じになってキスしてしまうので異様に早いです!
いやいや、「寝ても覚めても」じゃないんだから!(笑)
それから、説明的な台詞も多いです。
今作に関しては世界観を理解するためにある程度必要だとは思いますが、当時の街の様子は冒頭に文字で説明するなどの工夫はしても良かったんじゃないか?と思いました。
いろいろ気になった部分はあるものの、ミュージカル映画として、エンターテイメントとして、面白いものとなっていました!
(余談)
日本の映画製作者の皆さん、ミュージカル映画を作りたいのならこのウエスト・サイド・ストーリーを観て勉強してください!
クルクル、ジャンプ、ヒラヒラと
前半のダンスシーンが長くて、ウトウトしてしまった。
1961年の映画は未見だが、1度は耳にしたことのある名曲が流れるたびに興奮した。ラストはそうなるだろうなと思っていた通りだったが、泣いてしまった。
ただスピルバーグがインタビューで、ミュージカルの中に入り込んでいるような臨場感や迫力を出すようカメラワークにこだわったと言っていたが、それって必要だったのかな?
例えば「レ・ミゼラブル」では、舞台版にはない船を引っ張るシーンや、革命の群衆が歌うシーンが、映画ならではのダイナミックな演出で楽しかった。ウエストサイドストーリーの舞台版と1961年の映画を観ていれば見せ方の違いがわかって面白いのかもしれないが、歌のないダンスシーンが続くと飽きてしまった。「インザハイツ」と背景が似ていたが、ダンスはあちらの方が観ていて楽しかったと思う。
映像と音楽と動きの楽しさでいえば、ジョーズの迫る背びれや、ETの飛ぶ自転車、インディジョーンズのトラックでのアクションの方が勝っていた。
前作を超える骨太のミュージカル
ミュージカル好きの私も満足の、よく出来た映画でした。さすがスピルバーグ、面白かったです。
『ウエストサイド物語』は、61年の映画は、もちろん、3年前にアラウンド東京でやった舞台も観ました。
今回も、ストーリー自体はオリジナルに基づいていて、新しく解釈がされていたり、エピソードが変わっていたり、ということはなかったです。
冒頭のカメラワークがすごい。さらにセットの素晴しさが際立だっています。
50年代後半、ニューヨークにリンカーンセンターを中心とした文化施設を建てるために、ウエストサイド60番街辺りに住む、貧しい若者の、縄張り争い、恋や、やるせなさや、豊かなアメリカに対する憧れが、名曲と共に展開していきます。オペラハウスに美術館、高等な文化のために、貧しい人々の行き場がなくなるというのが、なんとも皮肉なものです。この話は、当時の社会的な問題を孕んで、生まれたものだったのです。
今回の役者さんたちは、厳しいオーディションを勝ち取り、スピルバーグ映画に出演するために、演技だけでなく、歌、踊りに精進したのだと思うと、すごい!と思いました。とにかく人気アイドルを主演させて、ちゃっちゃ、と作った学芸会のようなものを、ミュージカルと呼ぶ、どこぞの国とは違いますね。アメリカのショービズに関わる俳優さん達の、層の厚さを思い知らされました。
ウエストサイドストーリー自体は、ロミオとジュリエットをベースにしたお話ですので、ラスト、死んだと思わせておいて…というところも、よくわかるように展開して、納得でした。今回、際立って強調されたジェッツとシャークスの対立よりも、基本はトニーとマリアの悲恋の話なのだ、とは思いますが、個人的には、トニーはなぜこの人?と思いました。この映画の減点箇所はそこです。
私のイチオシはリフ役のマイク・ファイスト。少し前に映画になった、ディア・エバンハンセンのコナー役を舞台で務めていた俳優さんです。(映画は出てない)
また、映画の終盤で、61年の映画で好演した、リタ・モレノが歌うsomewhere に心揺さぶられました。まあ、1番の盛り上がり箇所に、これを持ってくるスピルバーグのあざとさに、やられたわけですが。
ニューヨークの話なのに、アフリカ系もアジア系も出でこない。50年代ですから。でも、見ている私たちの脳内に、見えない人種の対立が浮かび上がってきます。スピルバーグが敢えて、オリジナルに忠実に作ったのは、いつの時代も、人間の愚かさは繰り返される、ということを伝えたかったからではないでしょうか?
歌だけでなく、ダンスもキレキレで素晴らしく、セットといい、カメラワークといい、ミュージカルに違和感がなければ、見応えのある映画だと思います。おすすめします。
オリジナル版は超えるためにあるのもではないが…
可もなく不可もなし…
オリジナル版観ずに鑑賞
若者たちの暴力的苛立ちを、そうとは思わせない位明るく楽しい名曲に乗せてミュージカル化していたという意外性もあり悪くはなかった
CGなのかセットなのか1960年前後のニューヨークの安アパート群の再現度も非常にリアルで、今や高価であろう当時の車も見事に揃っている
ただ、去年話題になったミュージカル「イン・ザ・ハイツ」程かと言われたら、正直それ以下でしかない
まず出演者たちが小粒な印象
観てはいないが、オリジナル版のポスターからはもっと役者たちにパワーがあったような気がする
「1から新作ミュージカルやりゃあいいのに何故リメイク!?」という気持ちも無きにしもあらずだが、市川崑のように過去の手前作品をセルフリメイクしたがるジジイではないのだけが救いかな…
何をどうしたかったの
最近のアメリカ映画は上映時間が長くなる傾向がある。昔の作品で4時間...
ベイビー
これじゃ、1961年と同じものを、違う俳優・スタッフで、もう一度作...
スピルバーグは。
旧作👌新作、やはり名作でした🧐
感動はひとつでいいのかも
スティーヴン・スピルバーグが、「ウエスト・サイド物語」をリメイクすると聞いて、嬉しく思い、コロナで延期延期で、大変に首を長くして待っていましたが・・・・正直、出来は大変に良く出来ています。文句のつけようがありません・・・しかし、正直、ロバート・ワイズ監督の「ウエストサイド物語」を超えると言うか、それ以上にそれ以下に感動するとか驚くとか何にもりませんでした・・・・
正直、あえて言うのなら、リメイクする必要が有ったのか・・・・
例えば、本作品を現代に仕立てて作るとか、スティーヴン・スピルバーグの解釈したリブートとして見たかったな・・・・
本作品の中にも、スピルバーグが解釈したシーンなどは有りましたが、あえて、本作品が見たくなれば、ロバート・ワイズ監督の「ウエストサイド物語」を見れば十分でしょう・・・・
ロバート・ワイズ監督の「ウエストサイド物語」の方が、言葉に言えないんだけど、凄くカッコイイなんだよね・・・・
スティーヴン・スピルバーグには、本作品のリメイクより、「ジョーズ」の次のお話を作って貰う方がいいかな・・・
ま、スティーヴン・スピルバーグの功績に対して、本作品をリメイクを作る事を皆で許したと思えば、それはそれでいいのかな・・・
昔が良かったと言う訳ではなく、本作品は、リメイクの必要が有ったのかと改めて疑問に思ってしまいました。
作品に罪はないと言っても観に行くべきではなかった
一夜漬けでオリジナル版を観ました。それを踏まえてこの映画がどうだったかと言うと、
オリジナル版→社会的問題も内包した恋愛映画
今作→98%社会派作品とあと2%の何か
良かった点としては、オリジナル版でぼかしていた白人貧困層vsプエルトリコ人達の背景がより明確になっていたこと。
性同一性障害の『彼』の存在が要素ではなく、いち主要人物としてスポットが当てられていたなど、今の時代だからこそ描写出来る表現でリメイクされていたことでしょうか。
……てか、良かった点はそれくらいしかないです、すまんな巨匠。
悪かった点。
これは超個人的な観点ですが、主役二人に華がないことですね。
オリジナル版のマリアとトニーに比べると、なんで???と思っちゃうくらいのアレです。かと言って二人とも別にブサイクではないのですが、オリジナル版がどこからどう見ても恋人同士に見える一歩、なんて言うか兄と妹みたいな感じなんですよね……背の高さ的にもそうですが……。
あと、全体的にテンポが悪かったです。ミュージカル映画の割に今作は地の文が多く、社会背景をより詳しく説明してくれるという意味では親切でしたが、それ故にダンスシーンとの繋ぎの悪さが致命的でした。
更に言うと、この作品は米国版ロミオとジュリエットのはずですが、恋愛要素が薄すぎて全然ロミジュリに見えなかったです。
逆にマリアの兄貴とアニータの方がちゃんとそれっぽい描写が多かったですが。なんでだよ。
正直、なんでゴールデングローブ賞が獲れてるのか超不思議です。あ、これアカデミーノミネート作品でもありましたっけ?まあ好かんものは好かんです。
補足:この映画を観た後でアンセル・エルゴート氏の過去の一件を知り、気持ち悪くなってしまった……。やはりイメージって大切ですね。
ナイフ落としやがったな
ニューヨークウェストサイドで対立するプエルトリコ系の移民「シャークス」とポーランド系移民「ジェッツ」。その中から2人の男女が出会ってしまい恋に落ちる話。
過去作は1度見た事あるもののあんまり記憶がなく見に行ってしまい、自分的にアップデートされてるところなのかな?っていう箇所が後で見たら過去作と同じで、新しかったの映像だけかい!ってなってしまった。
恐らく私の見る観点がスピルバーグが現代に伝えたいメッセージとズレてたっぽい(都市開発のところがたぶん新しとこ)のは置いておいて、男女の言い分の違い(Americaの歌)や機能してるのかしてないのか謎のLGBTQの子、プエルトリコ系の女の子を襲おうとする「ジェッツ」の男たち、全部そのままやるの今見るとテンプレすぎてつまんないよ。
1番めんどくさかったのは、兄がマリアに勝手に婚約者押し付けてくるところ。原作通りだからしょうがないんだけど、やっぱ古典(?)は今の時代には合わないって!ダルいよ!
そもそも対立する2つのグループ同士という設定が古いと思っていたけど、よくよく考えたら今のアメリカって思想の違いでめちゃくちゃ分断が進んでる国だった。何度も同じことを繰り返して、大惨事を招かないと誰も冷静になれないっていうの割と『ドント・ルック・アップ』と同じだなと思った。
以下好きだったシーン。
・トニーが抗争を止めに入るところが過去作より止めれそうだったのが良かった。もう誰だよナイフ落としたやつ!!
・銃をもっていく理由が持っていることで相手を牽制できると言っていて、ソ連とアメリカかよと思った(笑)核抑止力じゃん。
これがスティーブンスピルバーグか。
いまいち乗れず
スピルバーグと同じ時代に生まれて
はい。よく私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
あまりに馬鹿なんで自分でも呆れてしまいます。たまには真面目なレビューを書こうかな・・・
馬鹿、フゥー 馬鹿 フゥー 馬鹿 フゥー
何やってるんだよ?
馬鹿を休み休み言ってるんだよ‼️
馬鹿【も】だろうが!大丈夫か?
いつもの事ですが関係ない話から始めます。
朝ドラの「ひよっこ」です。このドラマは実在の人物を描いたドラマでは有りません。昭和30年代の市井の乙女のドラマです。
乙女寮の4人の女子はある日映画を観に行きます。4人とも夢中。寮で再現します。一人が再現して踊ります。
みねこ(有村架純)が言います。
そうじゃないよ。こうだよ。そして踊る。
みねこグッドジョブ!可愛いにも程が有ります。なんの映画かわかりますね?
また話しはずれます。ごめんなさいねえ。私は淀川長治さんのファンなんですよ。で、著作を何冊も読んでいます。その中にジョージ・チャキリスについて語っている部分が有ります。
淀川長治さんがジョージ・チャキリスと食事をしていた時。食べ終わったシチューの皿に付け合わせのパンをこすり付けて食べていました。貧乏くさいですね。ジョージ・チャキリスは言いました。
子供の時からこうして食べてるんだ。なんか、おかしいかい?
また、空港のロビーでの話しです。突然しゃがみこむチャキリス。泣いています。ん?どうしたの?
この風景。僕を待っているファン。凄い。これを・・・この風景を僕のお母さんに見せてあげたい。
なんかこちらまで涙が出そう。いい人ですね。苦労をしたんだね。ギリシャ系移民の息子です。
それで昔の「ウエスト サイド ストーリー」の感想ですが・・・ごめんなさい。観てない。そりゃあDVDで見れば簡単なんですが、いやね、映画館で観なきゃだめなやつじゃん。だから意識して見なかったんですよ。
すいません。とりあえず極東の島国の婦女子をメロメロにさせた、ファー イースト サイド ストーリー でした。チャンチャン!
上手い事、言おうとしてんだろうけど、大して上手くねえよ‼️
さて本作の感想ですが、なるほどね。そりゃ当時の少年少女も夢中になるわ。ストーリーには言及しません。ロミオとジュリエットを元にした悲劇なのはみんな知ってるしね。もしくは貫一お宮。
貫一お宮は違うだろ‼️大迷惑だよ‼️(ユニコーンファン以外の方、ごめんなさい)
やっぱりダンスシーンが白眉ですよ。
身体の中からリズムが湧き出て来て踊らずにいられない!特にモブシーン。ダンス会場とかストリートですね。喜んでる。私の目が心が!私も乙女寮のみんなの前で踊りたい!
勝手に踊ってろ‼️
色彩も分かりやすい。ジェッツは青でシャークスは赤。全体的にノスタルジックな色使い。
楽しかった。満喫した。さてと・・・
また脱線するんですよ。これがまた。
かなり前です.吉行淳之介さんの対談集を読んでいました。で、淀川長治さんと対談しています。
吉行淳之介さんはこの間、テレビで見た映画について熱く語ります。その映画とは・・・
「激突」
皆さまご存知のスピルバーグの一作目(アメリカではテレビ映画です。)
淀川さんは少し戸惑います。いや所詮テレビ映画だし・・・
吉行さんはオールタイムのナンバー1 とまで言い切ります。
そこから幾星霜・・・いや吉行さんは慧眼でした。まだスピルバーグが海の物とも山の物ともわからない頃ですよ。
スピルバーグの監督作、プロデュース作、どんだけ観て来た事か。何回笑ったか、泣いたか、怖がったか、ワクワクさせれたか、ビックリさせられたか、考えさせられたか、
スピルバーグと同じ時代に生まれて良かった。
そして淀川さんの著書の中から
ある日の事、淀川さんは仕事でニューヨークにいました。急遽、映画会社から連絡がきました。月曜日の朝9時から試写会をします。
あー朝から試写会かー しんどいなー
しかも鮫の映画らしい。嫌だなあ。
しかし試写の後、周りを見渡しました。口々に・・・
これ傑作だ‼️
なんの映画か分かりますね?
こんな長文、駄文にお付き合い頂きありがとうございます。それでは・・・
さよなら さよなら さよなら
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