「素晴らしい!歌とダンスすごい。これぞ超一流。」ウエスト・サイド・ストーリー Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい!歌とダンスすごい。これぞ超一流。
これほどの愛なら
正しいか間違いかなんて
わからない
愛は人生そのもの
(劇中のセリフより)
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若者たちのエネルギーがほとばしり
対立するギャング団
ポーランド移民のジェッツ団と
プエルトリコ移民のシャーク団
都市開発の始まった鬱屈した街の中に爆発する暴力、憎しみ、対立。
縄張り争いと喧嘩に明け暮れる不毛な日常。
根本では、どちらもマイノリティ同士 互いに生きづらさを感じている。アメリカという国の中で。
その辺りが、旧作よりもより掘り下げて描かれていると思う。
【人はどうして自分と違うものを受け入れられないのか?】
というテーマとも言える気がします。
トニーのように自分を見つめ直して立ち止まることなく、ギャング達は狭い視野と偏見に甘んじ、集団行動に流された結果、悲劇が起こる。
若い2人の愛と悲しみが、ラストで和解を生んだと信じたい。
旧作は一度観ただけなんですが、やはりスピルバーグということで、評判も聞いてIMAXで観て来ましたが、良かったーーー!
特に光ってたのが、3万人の中から選ばれたマリア役と、マリアの兄ベルナルドの恋人アニータ役の女優さん。素晴らしい。
というか、全体的にダンスと歌のレベルが超高くて、華やかで、見惚れます。こんなんぜったい日本は無理。
ニューヨークの「ロミオとジュリエット」ですね。
おすすめです。
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