「古き時代のアメリカを最新の映像で味わう」ウエスト・サイド・ストーリー ニモさんの映画レビュー(感想・評価)
古き時代のアメリカを最新の映像で味わう
味わいのある時代のニューヨークが舞台の本作品。
素晴らしいのは、名曲がずらり並ぶナンバー。それなりの年代の当方は、風景と音楽に心躍りました。
前作の「ウエスト・サイド・ストーリー」のリメイク版ということで、巨匠スピルバーグならこれくらいまで描いてくれるだろうと期待通りの映画でした。
でも期待以上、ではなかったです。
前半は群舞が繰り返され、あろうことか当方は寝落ち。
トニーの登場ではイメージと違う現代的な顔立ちの俳優が出てきたことに驚き、マリアとの出会いの演出には失笑してしまい。
映像は豪華で綺麗です。カメラワークも圧巻です。
でも悲しみの場面、緊迫感のある場面などはもっと繊細に、ミュージカル映画だからこその強弱がもっと欲しかった。終始ガチャガチャしている印象でした。(当方、ミュージカル映画は好きな方です)
前作やベースになっている「ロミオとジュリエット」とどうしても見比べてしまいます。前2作品ともストーリーと世界観は素晴らしかった。
初見で見るひとには結構な感動を与えられる本作品かもしれません。
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