「トニーは不思議な人だと思う。 最初から最後まで彼の人となりがいまい...」ウエスト・サイド・ストーリー なほこさんの映画レビュー(感想・評価)
トニーは不思議な人だと思う。 最初から最後まで彼の人となりがいまい...
トニーは不思議な人だと思う。
最初から最後まで彼の人となりがいまいちわかりませんでした。
つかめない人、本心がわからない人、旧作を見たことがないのでわからないのですが本作のトニーは心の読めない人だったと思います。何故マリアを好きになったのかも正直わからなくて本当に初めから終いまで個人的には謎の人物に見えました。
演じたアンセルエルゴートもひょうひょうとしていてそれが原因かもしれませんがスピルバーグはもしかするとわかっていて配役したのかもしれません。不思議な魅力の人です。
ですが作品の中の彼の行動を見ていると少しずつわかってきました。
トニーは一番無鉄砲でかっとなりやすく心を抑えきれない性格なのかと思いました。
正義感が強く根っからの正直者、ウソがつけない不器用な性分なのかもしれません。
結局舞踏会に行っているし、喧嘩も仲裁に行ったし、ほおっておけないのかもしれません。
トニーはそんな自分の厄介な性格を一番熟知しており、変えたいと思ってた。
心を入れ替えて真面目に働く。
リフとベルナルドの方がもしかすると冷静な人物なのかもしれません。
彼と彼はもしかすると良き友人になりえたかもしれません。
同じリーダー同志、トニーも元リーダーですので三人共本来ならば良き友人になりえたかもしれません。立場は違えどわかり合える部分も必然的にあった物と思われます。
ダンスパーティーで楽しそうに踊っていたシーンが懐かしいです。
見方を変えればダンスパーティで楽しく踊れることも出来るのです。
喧嘩に発展してしまいますが最初は嫌々ながらも楽しくやっていたではありませんか。
共にごちゃまぜになりながらどんちゃん騒ぎだって楽しくやればいいわけです。
そこで思ったのは音楽ってダンスって凄いということです。
本作がミュージカルなのでとりわけそのように思います。
追記)吹き替え版を観に行きました。
一回目の時に見落としていた点など二回目で理解出来ました
一回目の感想であやふやだった自分の感想を一度削除させていただきます。
吹き替え版がオリジナルキャストに近い声質でしただから英語の歌に入っても違和感なく聞けました。どうせならば吹き替え版も日本人キャストでチャレンジしてもらいたかったのですが(キャッツなどでは吹き替え版も歌っていましたので)残念に思います。
マンボとアメリカのシーンがほんとうに大好きなんです・・・みんな楽しそうで・・・楽しそうに踊っていて歌っていてほんとうに素晴らしい。大好きです。もう、ほんとうに大好きです。スピルバーグ監督ほんとうにどうもありがとうございました。永遠に見ていたいんです・・・そう言えば思い出しました
ディズニーシーでアンコールというミュージカルがあったのを御存知の方はいらっしゃいますか。
アンコールでは一幕目ラストにまさにマンボとアメリカの融合させた場面がありました。
ディズニーシーのアンコールは今はもう上演を終えましたがとても素晴らしいマンボとアメリカだったのを覚えています。もう一度見たくなりました(話が逸れました)それに劇団四季版ウエストサイド物語を幼い頃に親に連れていってもらい観たのですが思い出しましたオリジナル映画版のリフはリフを演じた飯野おさみさんに似ていて今回の新作リフを見ていると荒川務さんに似ていました。
雰囲気がなんとなく似ています。今回のリフを見てても「荒川務さんみたいだなあ・・・なんとなく似ているんだよなあ・・・」と思いながら懐かしく見ておりました。線の細さが似てます。本当に懐かしく思います。トニーは芥川英司さんマリアは堀内敬子さんの時代です(すみませんもう一度話が逸れました)ベルナルドは菊池正さんです。ベルナルドと言えば菊池正さんなのです・・・私の中では・・・それぐらい素晴らしいベルナルドでした若かりし頃の飯野おさみさんも若かりし頃の荒川務さんもリフをやっていました。小学校低学年でしたが覚えています。とても懐かしく思います。
最初のジェッツのバレエシーンもほんとうにかっこよくてみんなかっこよくて大好きなんです・・・迫力のあるカメラワーク、さすがと思います。もうほんとうに大好きで大好きでバレエ最高やん・・・・・・・・・・・・・て永遠になってます・・・・ああバレエーーーてシーラたちが歌うコーラスラインにもありますが(アットザバレエ)バレエは本当に素晴らしいです。バレエ大好きなんです。
古典的なバレエですが若者たちの争いてことでブレイクダンス踊りそうなイメージなのに優雅なバレエのステップ一人ずつ最初は静かにしなやかにひっそりとそして最後はみんなでどどーーーーーーーーーんと踏み出すからもう、堪りません・・・最高にクールでイカしてます!!!!
(古い言葉ですみません)なんかもうそこの意外性と言いますかギャップが最高に堪りませんヤンキーみたいな兄ちゃんたちなのにそんなに優雅にバレエ踊るの、すごくない?????て思いますほんとうに素敵だいやいやほんとうに素敵なんだ君たちは・・・・・バレエ素晴らしい
リフも本当にかっこよかったです・・・飽きません。マイクファイストくん本当にかっこいいんですよ見れば見るほどに興味が沸いてきました。天使みたいでした素晴らしいベルナルドもトニーもベストキャスティングだったと思います。永遠に見ていたいです・・・マリアの歌声もアニタのダンスも最高なんです・・・オーマイガーブラボーです・・・スタンディングオベーションしたいんですリフとトニーがクールの歌でリフだけが一人バレエの動きするのも最高にイカしてました・・・かっこよすぎですよもうほんとうにもう・・・喧嘩なんてやめましょう、みんなでたのしく踊ればいいんじゃんねえもうみんなさあ、ジェッツもシャークスももうマンボ永遠に踊り続けようよと思いました。マンボのシーン楽しすぎてもうずうっと見ていたいと思いました。大好き。追記終わり)
暴力のない世界は人間にはやってこないのでしょうか。
暴力ありきの世界が人間本来の世界なのでしょうか。
ことにおいては人は冷静にならなければなりません。
リフ役のマイクファイストが本当に良くやってました。
彼は本当に良かったです。良きリフでした。
彼が特に一番細く痩せており、本当に貧しい雰囲気が出ておりました。
繊細で冷静な演技がとても良かったと思います。
ベルナルドのデヴィッドアルヴァレスも本当にかっこよかったです。
スピルバーグ作品が好きなのでスピルバーグっぽいなあと思いながら見てました。私は大好きです。この映画のポスターが大好きなんです。トニーとマリアが踊る前の方にぼやけて星条旗が映っています。このうつり方が堪りません。堪らなく大好きです。私はアメリカが好きです。
アメリカという国が大好きです。けれどもアメリカは根深いです。どこの国もそうですが大きな悩みを持っています。心を分かち合い、慰め合えれば(SOMEWHEREサムホエアどこかに)行けるのかもしれません。吹き替え版も見てみます。
pipiさん初めましてコメントありがとうございます!
ここで返信してもいいのかわかりませんが、間違っていたらすみません!
レビューを読んで頂き誠に有り難うございます。
なるほど、そのようないきさつがあったのですね。
勉強になります。本当に有り難うございます!!
マリリン・モンローみたいな女の子(グラツィエラ)は、組織のボスが好きなのです。だからトニーがボスを降りた時、彼女の方がトニーをふってリフに乗り換えたのです。
でも本作の彼女の台詞から、本作ではもしかしたら彼女はトニーの事だけは「ボスだから」ではなくトニー自身も好きだったと、あとから(別れてから)気付いたのかもしれませんね。