プリズン13のレビュー・感想・評価
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25点
映画評価:25点
この作品に楽しさを求めてはならない。
内容は胸くそだし、
設定も穴だらけ、
色々と言いたい事はありますが、
挑戦は単純に凄いと思います。
昨今のVTuberブームをいち早く取り入れ、
現実では出来ない実験をしようとする試み
その挑戦心は本当に凄いと思います。
ただ、それだけで終わってしまったとも言えます。
役職が変わるだけで、
人は段々性格を変え、態度が変わっていく。
その通りだと思います。
本当にそうなるのか、
興味深いです。
でも今回のケースはヒドイ有り様です。
殺人は起こる、一週間足らずでの異常な変わり様、
参加者の性格の歪み。
どれを取っても現実離れした
見るに絶えない出来。
アイディアはとても良いので、
諦めずにどんどん映画作ってほしいですね!
【2021.9.12観賞】
近年稀に見る駄作
主人公の姉が常に威圧的で、まるで夫をペット扱い。それ自体はまだ作品の構成上ということで良いのだが、演者のイントネーションや発声方法に難があり、ちゃんと喋れていないので「ちょっとタガの外れた頭のおかしい人」のようになってしまっている。アイドル卒業後に全く適正が無いのに芸能界にしがみつき、かと言って努力もしないタレントに俳優をやらせるとこんなに悲惨なことになるのかと唖然とした。
監獄実験発起人のVTUBERの方もイントネーションがおかしい。声に妙なエフェクトを掛けており、更にそのエフェクトも一定ではなく、喋っている最中にコロコロ変わる。
顔を隠して他人を弄ぶ卑劣で歪な人間性を表現したかったのかもしれないが、だとしても非常に陳腐で安易。
ストーリーの粗も目立つ。
序盤で実験からの離脱は看守の過半数以上の賛成が必要というルールを決めるが、それを看守側だけで決める。囚人側もその様子を間近で見ているが誰も異を唱えない。
スタンフォード監獄実験というのがあったから再現してみよう、という企画なので実験の結果がどうだったかを知っている筈なのに、上記のルールの危うさを誰も認識していないのは不自然である。
終盤は何かもう看守も囚人も全員ギャーギャー喚いているだけ。極限状態とか人間の怖さとかを表現する為の発想の引き出しが少なすぎる。
そもそも難しい
スタンフォード監獄実験を映画にした作品って面白いなあと思ったね。
小さな権力を手にした人間って、すぐそれを濫用するんだけど、その辺を描きやすいわ。
観てて、権力を振るう側も振るわれる側も、人間って権力に弱いなあって思ったの。
最初の方で「民主主義は多数決じゃないぞ」ってところも出てきて、面白いなあって思ったんだけど、そこから「ゲーテとGUMIがクソなだけだよね」って話になってちゃったな。
GUMI役の矢野優花はどこかで観たなあと思ったら、《咲》で観てた。
それでラストが難しいよね。『実験終了』って言えば、それで終わりになっちゃうから、何かしないと。
実験結果を過激にして、『ソフィアは誰?』って謎解き要素を入れてまとめるのは、アイデアだなあと思ったけど、作品は弱くなったね。
タイトルの13は岡本夏美と思ったんだけど、違うかな。
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