「異形を捨て、手に入れたもの失ったもの」犬王 上田さんの映画レビュー(感想・評価)
異形を捨て、手に入れたもの失ったもの
平安時代を舞台に現代の音楽とダンスを落とし込んだミュージカル冒険譚、大変楽しく何度も観た。
犬王は呪われた異形の子だが、見た目がどうであれ常に歌い踊る。彼にとっては外見など些末なことなのだろう。盲目の友魚と友達になり舞台に立ち熱狂を生む。見えない友魚にとっても外見はどうでもいいことだ。
舞台に立つごとに犬王は呪いから脱却していくが、彼にとってはどっちでも良かったんじゃないのかと思う。友魚との友情は永遠に続くのだから。
とにかくキャラデザが良かった。友魚がすぐ脱ぐ感じもロックで良かった笑。音楽もダンスも、もっと和の要素が強くても良かったんじゃないのかと思うが、楽しかったのでOK。
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