「琵琶がリフを刻み、太鼓のビートに合わせて犬王がシャウトする」犬王 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
琵琶がリフを刻み、太鼓のビートに合わせて犬王がシャウトする
将軍義満の御前で演じるパフォーマンスは、まさに圧巻。アニメーション、時代劇、ミュージカルの全て要素において、新たな可能性を見せつけてくれる。体操、バレエ、ヒップポップダンス、全てを取り入れたダンスで観客をノックアウト。
女王蜂のアヴちゃんと森山未來の二人の演技には驚くばかり。二人とも少年の声色から自信に満ちた大人の声まで演じ分けている。アヴちゃんは、本職がヴォーカルだから歌が上手いのは当たり前だけど、森山未來も負けていない。この二人は10年来の友人だというから息がピッタリ。
幻想的な中世絵巻の世界で、友魚の琵琶がリフを刻み、太鼓がビートを鳴らす。犬王が踊りながらシャウトする。拳を突き上げそうになった。
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