「ロックショー」犬王 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
ロックショー
栄枯盛衰の芯と歴史背景はテレビアニメ『平家物語』と通じつつも、どこか手塚治虫の『火の鳥』っぽくもあり。
室町時代初期、南北朝の対立が続く三代将軍・足利義満の治世(たぶん義満が将軍に就いた1374年~犬王没1413年のどこか)で、『どろろ』の百鬼丸っぽい犬王が、『あまちゃん』大友良英さん作曲・女王蜂アヴちゃん作詞のロックンロール・ミュージカルショーをやっていました。
ノリノリな音楽が心地よく。
『ちびまる子ちゃん―わたしの好きな歌』の湯浅さんパートと、『夜明け告げるルーのうた』のダンス、『夜は短し歩けよ乙女』の詭弁踊りなどが頭をよぎりました。
音楽シーンが連続するため、人によっては単調に感じるかもしれません。
ライブハウスでのロックショーがそうであるように、若干歌詞が聞き取りにくく、日本語字幕上映の機会があれば観直したいです。
発声しなくてもいいので、頭を振って手を叩ける感じでの、無発声応援上映またはシネマティック・ライブが観たいななどとも思いました。
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