「身体が揺れる、震える、昂る。」犬王 サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
身体が揺れる、震える、昂る。
湯浅政明、野木亜紀子、松本大洋。
映画館に足を運ぶには十分すぎるそうそうたる名前。
観賞。
一言でいうと色んな意味で
「身体が動く映画」。
おそらく三分の二ほどが音楽シーン、
しかも室町時代が舞台のため
演奏は琵琶がメインという
かなり大胆な作りになっているため
最初は少し不安がありましたが
ふたを開けてみると
歌も躍りも演出も新しくて
退屈しない。
(ミュージカル慣れてない人や苦手な人は長いと感じるかも?)
主演の森山未來さんとアヴちゃんの
演技と歌声にとにかく惚れ惚れする。
ストーリーと演出も
二人がのしあがっていく楽しさに身体が揺れ動き、
時代に呑まれていく悲しさに身体が震える。
吸い込まれる。
※残酷なシーンも少しあるので注意。
胸が熱くなります。
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NOBUさんのコメント
2022年5月28日
今晩は。初めましてでしょうか。
”「身体が動く映画」”全く同感でして。
琵琶をかき鳴らしてのロックンロールシーンは、高揚しましたね。
更に京の民衆を煽るシーンは、見応え充分でした。だって、室町時代にロックンロールですからね。
アニメーション映画はあまり見ませんが、今作は私にとってはとても面白く感じた作品でした。では。