「良い意味でとても形容しがたい作品」犬王 おはぎさんの映画レビュー(感想・評価)
良い意味でとても形容しがたい作品
この作品の表層部分を表すなら、友情サクセスストーリー、オペラやミュージカルの様な楽しさだと思います。
ではアニメである必要なくない?と思われるかもですが、本作はアニメでの表現がベストな作品であると思えます。それは、実際に存在するが目に見えない物を表現しようとしているからだと思います。
実際に視聴しているとなんとも不思議な感覚を感じます。一例ですが、匂いの表現などは今まで感じた事がない感覚でした。
そして、ぶつけられたテーマは予想より深い物でした。
人を感動させるのは、魂から出た表現であり、正の感情、負の感情は関係ないという物だと感じます。他人からの賞賛はその後についてくるもので決して順序が逆ではいけないという思想かなと...
そして最後に史実?の犬王の顛末が説明されますが、それがとても納得できるものとなっていました。
とても大きくそして、小さいテーマを描いた作品だと思います。
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