劇場公開日 2019年8月9日

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「【”姿は違えど、愛娘を守る!””希望食堂”で出会った唯我独尊尊大な態度の社長と、気弱な高校生との面白くも、複雑な関係性をファンタジック要素を塗して、描いた作品。】」僕の中のあいつ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”姿は違えど、愛娘を守る!””希望食堂”で出会った唯我独尊尊大な態度の社長と、気弱な高校生との面白くも、複雑な関係性をファンタジック要素を塗して、描いた作品。】

2021年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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◆今作は、この映画サイトのあるレビュアーの方から、お勧め!とコメントして頂いていた作品である・・。

ー ネタバレになるので簡潔に書くが、プロットが秀逸で、大変面白く鑑賞することが出来た。ー

・それまで、苛められていた大食いぽっちゃり体系のドンヒョンが、いきなり尊大な態度を取りながら、今まで自分を苛めていた同級生を、手もなく捻り上げる姿。
 そして、自分も高校生(の外観)なのに、“おい、そこの高校生”というセリフや、部下たちがドンヒョンの鋭い目付きを見て”気づく”シーンや、ドンヒョンの借金まみれの父親が”息子”に敬語を使うシーンなど、噴き出した箇所多数である。
 ジニョンさんは、「怪しい彼女」と「タクシー運転手」で、観たが後者では申し訳ないが、余り記憶にない。
 が、今作の体重を落としてからの姿は、格好良く、韓国映画の豊富な人材に今更ながら驚く。

・尊大な態度のチャン・バンス社長を演じたパク・ソンウンの”前後”の演技の変化もとても良い。

・ドンヒョンの同級生で同じく苛められていた女の子ヒョンジュンが、自分の子だと確信したドンヒュン(実態は、チャン・バンス社長)が且つての恋人ミソンを訪ね、昔の自分が犯した過ちを詫びるシーンや、ヒョンジュンを父親として守る姿も、良い。

・チャン・バンス社長の妻ソヨンの陰謀も、今作のアクセントとして巧く機能している。
ー ”娘の育て方を間違えた・・、”と呟く父を演じた韓国の名優キム・ホンパの重厚な演技。ー

<今作は、ジャンルで言えばファンタジックコミカルムービーになるのであろうが、このレベルに仕上げる韓国映画の面白さを堪能した作品。

 私がこの映画サイトに投稿している事を、唯一教えている映画好きの女性に聞いたら、
 ”○○さん(私である。)に性格と目付きの鋭さが非常に似た人が主人公(チャン・バンス社長)だし、イロイロと反省される事も多いでしょうから、観たらどうですか・・”
 という言葉も鑑賞後、身に染みたなあ・・。
 美〇さん、大変面白かったです。どうも有難うございました。>

NOBU