劇場公開日 2019年7月13日

キラーズ・セッションのレビュー・感想・評価

全7件を表示

4.5多角的要素

2025年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原題名は「キラーズ・アノニマス」
このアノニマス集会のことをあまり知らない日本だから、この邦題がつけられたのだろうか?
シーンの大半がアノニマス集会に当てられている。
作品の見どころ解説にこの事実が書かれているので、この作品がどんなものなのかは概ね察しが付く。
そんな視聴者をどれだけ欺くことができるのか?
さて、
まあよくこんな設定を思いついたものだ。
加えて、人を殺したい衝動を抱える人間は一定数いるのだろうが、「思うとやるのでは違う」という通りだ。
また、この集会に参加するには本人の過去は必要条件だし、逮捕されたなどのことがなければその情報はないと思われるので、そもそも参加者たちに「何故俺だったのか?」という疑問があってしかりだ。
当然このことは物語の中盤で表現される。
そして、
視聴者を欺くためのミスリードが多彩だ。
冒頭の女性 ジェシカ・アルバさん
彼女の登場そのものがミスリードを誘う。
また、ジョアンナという司会を務める女性
オドオドしている謎の女性アリス
侵入者モーガン(モルガノ)
何よりゲイリーオールドマンさんの役割は、「チャーリーズエンジェル」と同じ型
エンドロールのキャストに、彼が「The Man」と記されていた。
キラーズアノニマスの主催者であり、何度かアノニマス会がって、その最終テストがイギリスで行われるという設定
しかし彼はその会には出席しない。
そのことが出席者たちの疑心暗鬼となったのだろう。
最終の会だけに突然現れたアリスに疑義の目を向ける。
ビクビクしながらいる彼女にやさしく接するレオだが、そんなやさしさなど無用
「不合格者は1時間後に出られる」という言葉さえ通用しない。
この世界の絶対が「ルール」なのだろう。
この会の出席者の当初の話題は、大統領候補だった議員が暗殺されたという報道だが、実際彼は生きていて、こともあろうにこの会に登場する。
当初失敗したのがジェシカ・アルバさん演じるジェイド
彼女が最終的に死んだシーンはなく、ミスリードされる。
同時にスナイパーだったジョアンナは議員の型を撃ち抜いただけで終わる。
そして、
冒頭から「The Man」はジェイドに「すぐここから立ち去れば、最悪の状況はなくなる」というのも伏線
「組織」の命令に従えないものは始末される。
さて、、
この「組織」 目的はいったい何だろう?
ジョアンナの言葉に、「CIA諜報員が大統領になっても、馬鹿な側近たちによって馬鹿にされる」とある。
だから、幼い時から教育しなければならないことを謳う。
物語に出てくる言葉「バウンサー」
この言葉は通常 クラブやバーなどで働く用心棒や警備員を指す。
つまり、店の入り口でトラブルを防ぐ人という意味だ。
ところがここでは、暴力的な過去を持つ人物や殺し屋的な存在及び、殺しが好きな者の総称として使用されている。
やはり組織の目的は「非合法的粛清」のために役に立つ人物を「リクルート」しているのだろう。
ここがこの作品の軸のひとつ
ここに統括する「The Man」 「チャーリーズエンジェル」と同じくミステリアスにしている。
具体的な事件とその失敗を挿入することで、リアルさが増す。
同時に、参加者一人一人の話を聞くというのは、怪談百話のような気分になれる。
視聴者にとって、物語であってもその心境と感じたことを聞くのは、ホラーに近い。
この舞台になった教会
最初は普通の教会だが、帰りには一面ビニールで覆われている。
血の養生のためだ。
このことは他の誰かの存在を感じさせ、同時にバウンサーだけではどうにもできないことを示唆している。
カンパニー(組織)の恐ろしさ
残酷な麻薬カルテルと比較すれば、あくまで紳士的かつルールに則り行われる。
ルール違反者だけが罰せられるが、そもそも殺人中毒者とルールに従うという組み合わせは難しいのだろう。
それ故のリクルート活動
会にいくつかのイレギュラーが発生することで、この会の目的が徐々にみんなが理解していく様子は面白い。
問題は、殺人をした過去や感情などではなく、「何故この会に我々が呼ばれたのか?」ということに気づく過程を描いている。
ここに気づけるかどうか? が彼らの問題だった。
そして、不合格者はやっぱりルールを守れない事実
その様子を逐一聞いている「The Man」
「問題」は、低予算で作った「キューブ」に迫っているかどうか?
個人的には、少しだけ「キューブ」の方が上だったように思う。

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R41

1.0なんじゃこりゃ

2021年3月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

つまんない。
ゲイリーオールドマンが出てるから見たけど、なぜこんな映画に出演しようと思った?めっちゃちょい役のジェシカアルバにも驚き。

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moonmoon

2.5オチだけは面白い。

2020年8月15日
PCから投稿

イギリス英語を話すメンバーとアメリカ英語を話すメンバーが出てくるが、本当にこんなにアメリカ人はfuckingを多用するのだろうか?リアリティに欠けるストーリーではあるが、オチは面白かった。

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Yohi

0.5ゲイリー・オールドマン主役?

2020年4月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ただ殺人者集まりの会を盗聴し、覗いてただけ。ジェシカ・アルバはホントのちょい役。何で二人とも出演したのか不明なくらい、何を伝えたかったのかわからない映画。殺人者が秘密裏に集まり、今更最初の殺しをセラピーの様に話し合う。しかも内容も大したことない。実は仕切ってるのはCIAで本人達の知らぬ間に殺すように誘導されてたって、なんじゃそりゃ。見知らぬ女が自信無さげに入ってきて実は新ボスだったってどんでん返しも、全然サプライズではなく、ラストの殺し合いもタランティーノ調を狙ったのだけど、目新しさなし。

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KEI

2.5殺人依存症

2020年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

殺人依存症のメンバーが集まり、殺人を止めるためのカウンセリングをやっている。
あるとき、素人っぽい女が参加してきて、不穏な空気が漂う。
有名スターがチョイの間登場するがゲスト扱いかな。
作った人が思うほどではない感じ。

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いやよセブン

0.5最後だけで良いです

2019年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

殺人者たちによる相互援助グループ「キラー・アノニマス」を描いたサスペンススリラー。

話し合いのシーンばかりで、この映画が何を描きたかったのか、全く理解出来ない作品でした。

ストーリーもダラダラで緊張感なく、監督の自己満足映画と感じました。

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aki007

1.0使い捨てジェシカ・アルバ

2019年7月13日
Androidアプリから投稿

キラー・アノニマスという殺人者達のグループセラピーで自身を語り会うと共に牽制し合うヤツらと背景の話。

冒頭からちょっと能書きたらたら面倒臭そうな雰囲気で始まりオープニングまでは良かったけれど…。

ヒャッハー風の殺人者達が集められ一触即発的空気は流れるけれど空気だけ。
実はこういうことというのが見えてきても特に何も引っ掛からず。

最後にちょっとだけ見せ場はあったけれど、ストーリーに面白味が感じられなかったしなんだそれ。

オープニングまでがピークだった。

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Bacchus
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