「シチュエーションに無理がありすぎ」糸 金まっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
シチュエーションに無理がありすぎ
経験者も多いと思うが、東京に出た女子大生と、北海道に残って地元の工場で働く男性、、、って、まず数年経って恋愛感情が続くはずがない、まして、小松菜奈の役柄の女性はキャバクラでお金を稼ぎ、 若き実業家の斎藤工に大学の学費をを出してもらい、女子大生になる
そんな「経験豊富な」女性が地方にそのまま残った男性と。まず価値観が合うはずがなく、、年が経つに連れ、大きくずれてくるんで話が合わなくなってくる
また、シンガポールで一度ビジネス成功体験を得た園田葵が、たとえ山本美月役のパートナーの使い込みで一度挫折しても、そうした体験があるなら、後輩パートナーの高杉真宙の ”ここ(シンガポール)でまた一緒にやりましょう、、、” の誘いがあれば、まずシンガポールで再起を目指すはず・
何も誘いがなければ生まれ故郷に帰ることもあり得たが、、、英語もバンバン使ってビジネスをやってた人間が、そのまま美瑛(or 上富良野か?)に帰る、、、なんてまずあり得ない。
あと、美瑛(or 上富良野)は中学生の葵が、父から虐待を受け続けた場所だし、大人になってビジネスで成功した人間なら、そんな場所に帰ろう、、、なんてまず考えない。
あまりにシチュエーションで無理がありすぎで感情移入できなかった。
むしろ小松菜奈の作品としては、福士蒼汰と互いに叡電沿線の住人、学生同士という身分、オール京都(一部近郊)の場面だった、「僕は明日、昨日の君とデートする」の方が、遥かに恋人同士、、、と言う感情を共感できた。(時間の逆転現象というのは抜きにして、、、笑)
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