「期待値が高かった」糸 ぽっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待値が高かった
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上映日が延期になって待って待って待ち望んだ映画だっただけに、自分の中の期待値が上がり過ぎてしまっていた。この豪華なキャスト陣とこれだけのPRをしてしまったために、映画自体が負けてしまっている。
平成史にそって2人の物語が展開していくこと、所々伏線を張っているところは良かったが、あまりにもくさすぎる。これ見よがしに、'ここ'と'ここ'とが繋がってるんだよ、だから糸なんだよって言われている気がしてうるさく感じてしまった。そして、ひとつひとつのストーリーの余韻に浸りたいのに展開が早すぎて泣くこともできなかった。榮倉奈々さんの闘病シーンの演技は凄かったが、あっという間に終わってしまい心の中で思わず「え〜」と呟いてしまった。
これだけ豪華な役者を使ってしまうと映画の中で見せ場が無くなってしまうのだと思った。この映画は、欲張りすぎてしまったという感じだ。
結果的に平成史とラブストーリーを一本の映画におさめるのは無理だったということだ。
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