音楽のレビュー・感想・評価
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妙な間の会話と単調な演奏が心を揺さぶりまくる!
不良学生たちが思い立ってバンドを始めるというお話。原作は未読。
話の根幹は楽器もできないけどとにかくバンドやるっていう、ただそれだけの話。でも、ためにためて作った間でおかしさを醸し出して、周りのキャラがいい味を出して、気づけばどっぷりとはまり込んでしまった。
アニメの映像が粗いんだけど、それがいい風味になって世界観にマッチしていた。最後のフェスシーンなんかはちょっとしたサイケなMVを観てるみたいな気分に。
そして何よりも流れてくる音楽。最初、ベースとドラムをただ単調にかき鳴らすだけなんだけど、これが妙に気持ちよくてカッコいい。ロックって、音楽って、こんなんでいいんだよなと気づかされる。そしてフェスでの演奏!あんな演奏ある!?ジャズでサイケでプログレ、そして何よりもロックを感じる演奏だった。
彼らの物語を、バンド活動をもっともっと観たい。野外フェスで彼らのライブ聴いたら最高だろうな。
緩い原始的初期衝動と笑い
音楽楽しいね!
いや、もう、ただそれだけ。音楽の何もかもを知らない不良学生が突然の衝動でバンドを始める、というね。ただそれだけの話なんだけども。
あの音を鳴らしてみたときの「じゃーーーーん」って身体に響く感じね。原始的初期衝動ってやつだよね。ただビートを刻むだけで音楽になるというね。ボボボボボボボ...。
そしてあの、バンド漫画とかにありがちなかっこよさ的なものが全くないのがいい。というか森田くんはフォークソングもロックもできるやつなのか。あんなギター弾かれたらそりゃ人だかりになるわ。全然関係ないのに思い出したのは、昔地元の商店街で相棒の「テンポ保つくん」と共にギターを掻き鳴らしていた、直訳ロックの王様であった(王様めっちゃギター上手いよね...)。
ただじゃんじゃん鳴らしていただけの衝動が、フェスでみんなが結集して、とにかくやばい「音楽」になるあの感じがたまりません。リコーダー吹きたい。というか研二リコーダーうますぎだろ。子どもの頃に祭で笛吹いてたクチか。
音楽の原初の衝動と喜びを存分に感じて笑える71分。
40000枚超を全て手書きで作画という、そのコツコツ感は存分に発揮されており、手作り感がものすごくこの物語の緩さに合っている。日常の動きの少なさが最後のロックフェスに結実されて、私も踊りたくなっちゃう。
ヒロインの亜矢さん、スカートの長さといい、気の強さといい、後ろ姿の髪型が完全にお花スタイルなのが最高じゃないでしょうか。ジャソコに行ってる彼女も見たいわあ。
あとサウンドトラックが欲しい。あのビートとリコーダーをずっとリピートで聴いていたい。
原作は未読なのですが、気になり過ぎるので読みたい。
(蛇足。作品としては最高だったが、やはりプロデューサーである松江哲明氏をめぐる一連の問題のついては、きちんと映画界が向き合っていくべきだなあと思った。正直、観に行くの迷ったのだ。結果的に大変観てよかったけれど...むずかしいね)
久々に大笑いをしてしまった
決して上手いとは言えない絵やキャラだったけれど、不思議なリアリティーがあって、根底にあるお笑いの部分がその生々しさによってさらに面白いものとなっていた。
勝手な分析の結果、動きの再現に秀でているように感じて、朴訥とした画風にもかかわらずリアルさを感じるのは、人物の動作が生々しいからだという結論。無駄に長い間とか結構笑えたりするんだけど、やっぱ動きが爆笑を誘っているような気がした。
いまの音楽に飽きているような人が見れば何かを発見できる!?いや路頭に迷うかも…
この場の音楽は、フリージャズでありプログレでありコンテンポラリーだと自分は認識した。そしてハマった。
作家の意図としてはプログレなのかもしれない。古武術の音楽を聴いた古美術が、プログレワールドに引き込まれ、チューブラーベル通って神秘の川・滝に流されていったから…そして自分はここで大爆笑してしまう。
進化した古武術は、ジェスロ・タル?のような…個人的にはハービー・マンだなと思ったけれどそうなるとジャズ、フリージャズになってくるのか…オーネット・コールマンとも言えなくもないし…まぁそんなジャンルのレッテル貼りが無意味なくらいにぶっ飛んだ音楽でありアニメであった。
クラシックオンリーな音楽人はつらいかも。何せテキトーですから。でも音楽への熱い気持ちは同じだから楽しめるはず、きっと。
チューブラー・ベルズ! ホテル・カリフォルニア! クリムゾン・キングの宮殿!
何にもない田舎町の高校生達の間にその名を轟かせるスキンヘッドの男、研二は仲間の太田、朝倉と放課後の教室でウダウダしているだけの毎日を過ごしていたが、何気ないきっかけでベースを手に入れ唐突にバンド結成を思い立つ。
チューブラー・ベルズ!
ホテル・カリフォルニア!
クリムゾン・キングの宮殿!
・・・これは邦画史に名を刻むべき傑作。娯楽もなければ、夢も希望もない田舎で不満も葛藤もくすぶってる自覚もない高校生がガツンと一発音を出すことで覚醒する。これや、これやねん、我々を37年前に虜にした得体の知れない恍惚は!朝から晩まで平熱で過ごしていた日々の天地がひっくり返り、微熱を帯びる感覚がのたうつような轟音の向こう岸でキラリと光る。そうやねん、この熱狂はこれくらい緩いねん!小銭しか費ってないのに目眩するくらい贅沢に時間を浪費したあの頃を追体験させてくれる至福の71分、クライマックスが醸すささやかな熱狂が空気に溶けていくような切なさは青春バンドムービーの傑作『リンダリンダリンダ』と比肩するしっとりした余韻を残します。ロックは田舎でこそ光り輝く、そう確信させてくれる一本、必見です。
漫画のボボボが立ち上がる
大橋さんの原作にして、あの目は一体何なのかと思いつつ、
捨てがたい「みたい」という衝動でシネマスコーレへ。
15分前に着いたのだが、劇場の前に40人以上の人が!
もしやチケットを買えないのでは・・と思いつつ窓口で聞くと、「立ちに見になります」と。
満を持して立ち見で鑑賞。
面白かった。
アニメーションの手法にも興味を持ちつつ見たのであるが、『音楽』の音楽がちゃんと響いてくることを確信した。
7年越しに完成したことや、研二の長い間の存在が、
また一つアニメーションの大きな価値を作ったといえる。
「あの音楽をまた聴いてみたい!」と同じ感覚で、
『音楽』をみかえしたい。
そんな作品だった。
これでいいんだよなあと思った
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