「触れ合いたいの最上級はセックスだ」おしえて!ドクター・ルース 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
触れ合いたいの最上級はセックスだ
やはり人は他の誰かと触れ合うことで、心も体も若くエネルギッシュに生き・活きられる(活動家や遊び人が若々しいのはあながち非科学的でもない)。その"触れ合う"の最上級が「セックス」のはずだ。
もっと人間の本能、この世に生きている本来の自然な欲を恥ずかしがらずに抱きしめ、大切にしたいと感じた。
男が言うと口実と非難される世間もどうかと思うが、セックスはコミュニケーションである。
そしてやはり人間は、意識と記憶(経験)で成り立っていて、良くも悪くも逆境でもがいたときこそ、その人の生きる意義や個性ができあがってくるものだ。ハングリー精神が人を育てる。
複雑で一般的に不幸と言われる家庭環境でありながら、「学びなさい。知識は誰にも奪えない(お金やモノは奪い合うが…)」という教えは本作の言葉で一番刺さった。
それと、「"ノーマル"って言葉は曖昧だから嫌い」という考え方も、「普通ってなに?」と世の中をフラットに観る大事な精神。人は誰しも何かしらのマイノリティーを抱えており(誰しもヘンタイで笑)、その自分のマイノリティーを尊重することで他人を認められる。人に愛されたいなら、まず自分を愛することから。
ドクター・ルースは、自分の率直な考えをズバズバ言うけど、価値観がシンプルで多様性を当たり前に受け入れているから好感を得られる。
現代のマザーテレサのようだ。
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