君がいる、いた、そんな時。のレビュー・感想・評価
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香山涼介を演じているのはなぜか女子
迫田公介監督作品脚本作品初鑑賞
舞台は広島県呉市の小学校
フィリピン人とのハーフという理由で同級生から虐められている小学生岸本正哉
クラスメートの香山涼介は放送委員だがDJカヤマとしてのはっちゃっけぶりは評判が悪くクラスでも疎まれていた
図書室の新任司書の山崎祥子は妻子ある男性の子供を産みその子供は生まれてからすぐ亡くなった過去があった
校内放送でドッキリをやったら校長先生が不倫相手から殺されそうになる内容だけに学校の大人たちの間で流石に問題になり祥子は来なくなった
しくじった大人の女に小学生の男の子たちが巻き込まれる形
茶番劇もいいところ
本業はファッションモデルらしいがそのわりになかなかの役作りの小島藤子
香山涼介を演じた坂本いろはという名前に違和感があった
役はあくまでも男子だが演じたのは女子だった
『HINOKIO』で工藤ジュンを演じた多部未華子以来
まあ工藤ジュンはあくまでボーイッシュな女の子だけど
子役とはいえみんな下手すぎ
演出家が悪い
脚本も悪いけど
でもそれなりに子供たちは頑張ったはず
星2.5
配役
日本人とフィリピン人とのハーフで小学6年生の岸本正哉にマサマヨール忠
岸本のクラスメートで放送委員の香山涼介に坂本いろは
正哉が通う小学校の図書室司書の山崎祥子に小島藤子
正哉の母の岸本ジーナにアイリン・サノ
正哉の父の岸本雄二に横山雄二
涼介の父の香山健志に山本偉地位
涼介の母の香山遼子に小川恭未子
祥子の母の山崎敏子におだしずえ
祥子が通院する病院の心理療法士の古賀匡哉に末武太
岸本と香山と同じクラスで岸本を虐める3人組のリーダー格の鈴木大に山本正大
岸本と香山と同じクラスで岸本を虐める3人組の1人の田中良彦に吉元宏介
岸本と香山と同じクラスで岸本を虐める3人組の1人の安藤公哉に渡邊海瑠
岸本のクラスの学級委員の吉田大輝に下村拓巳
岸本と香山のクラスの担任教師の黒川達也に沖原一生
校長先生の古谷政典に阪田マサノブ
会えてよかったなぁ、そんな映画です。
何かやりきれない…。
そんな今の日常を描いた、
いや、
そこにある。
存在している。
人は完璧ではない、だから互いに補い合い、
どうにか形になっている。
このレビューを見て頂きありがとうございます
お優しい貴方さまに是非、見て頂きたい映画です。
三者三様の悩みがある
日本人とフィリピンとのハーフのためガイジン呼ばれイジメを受けている岸本正哉(マサマヨール滝)、放送委員で明るく振舞っている香山涼太(坂本いろは)の2人の小学生と彼らに慕われてる図書室の司書の女性山﨑祥子(小島藤子)を中心にした広島県呉市の小学校での話。
山﨑祥子は子どもを亡くした事を隠して学校に行っており、精神を病んで病院通いしてる。
岸本正哉役はお母さんがフィリピン人で、ホステスをしてるのを嫌がってて、ガイジンとイジメを受けてるがグッと堪えてる。
香山涼太も家でDVを受けてて、身体中アザだらけという状態、で3人とも悩みを抱えてる。
最初、香山は校内放送の声だけ聞いた時「女の子か?」と思ったが、顔を見て「違った、男の子だった」、と思って違和感なく映画を観終わった。
しかし、終了後舞台挨拶が有り、実は「坂本いろはという女の子」が男の子役を演じてたと分かって再度驚いた。
撮影から2年近く経ってる様で、髪も伸び、身長も撮影時から15センチくらい伸びたらしく可愛い女子中学生になってた。
作品としては、三者三様の悩みを持っていて、その悩みは解決した訳じゃないが、みんな一歩踏み出し、少し強くなった様でこれからに希望を持てるラストだった。
温かさを感じれる作品でした。
【”世界が一つになった時、僕らには勇気が沸き上がり強くなれる” 孤独で哀しい思いを秘めた司書の先生と、二人の小学生との絆を描いた人間性肯定思想をベースにした、どんな時でも前を向く勇気を貰える作品。】
ー日本人の父と、フィリピン人の母との間に生れたキシモト君は、学級委員長でもあり,図書委員でもある優等生。だが、ハーフである事を3人の男子から揶揄われる日々。けれど、彼は悲しい気持ちを抱えながらも相手にせず、司書のショーコ先生のいる図書室で先生と喋るのが唯一の楽しみだ。
一方、放送委員の”DJカヤマ”は、毎日昼休み独りで”ウルサイ”放送を校内に流す日々。けれど、彼の元にはリクエストは一通も来ない。彼も又”浮いている”のだ。
彼にはもう一つ、誰にも言えない悲しい秘密があった・・。
そして、ショーコ先生にも、”哀しき” 秘密があった・・。-
<Caution! 以下、一部ネタバレあります。未鑑賞の方は一端、ここまでで・・>
■印象的なシーン
・キシモト君がハーフである事を揶揄われながらも、反撃せずに堪える姿。
母親が友人がフィリピンに帰る事を祝って大きな声で唄う事も嫌いで、一人で食事をする姿。
が、後半彼が、母親が夜の勤め先のパブの店先で酔客から侮辱的なお金の渡され方をしても、明るく振舞う母親の姿をこっそり目撃してしまうシーン。
ー 辛くても、家族のために頑張る母親の姿。どのような言葉より、説得力があるよなあ・・。-
・DJカヤマがあちらこちらに秘密基地を持つ理由
- 家に入りたくても、中から聞こえる怒鳴り声でコンビニの袋を手に持ちながら集合住宅の家の扉の前で佇む姿。何が起きているかはすぐ分かるし、後半、彼が自ら上半身のあちこちの痣をキシモト君に見せるシーン。ー
・ショーコ先生が”可愛いのよ‥”と言いながら胸から下げている幼子の写真をキシモト君に見せない理由。そして、学校に居る時とは別人のように暗い顔でスーパーで幼子用の品々を購入する姿。
■事情を知ったキシモト君とDJカヤマが夜中、学校の放送室からショーコ先生にも聞こえるように放送を流すシーン。
そこで、キシモト君が歌った歌。
窓辺に顔を乗せ、幸せそうにその歌を聞くショーコ先生。
-キシモト君の”母親の歌を聞き、覚えたであろう”歌声が、心に響きます・・。ー
<校長先生(阪田マサノブ)の笑顔を浮かべた”粋なお裁き” そして、”3人は勇気を持ち、前を向き、一歩前進した・・。>
<2020年10月31日 刈谷日劇にて鑑賞>
■補足
鑑賞後、迫田監督のお話を聞いた。
コロナ禍により、念願の長編上映の前にしっかりと宣伝出来ず、苦労した事から今作への想いを、時に涙で声を詰まらせながら、お話をされていた。
2012年の短編映画が評判を取りながらもその後、紆余曲折を経ての今作での長編デビュー。
今作への想いが十分過ぎるほど、伝わって来た。
現在の映画業界で、オリジナル脚本で勝負出来る監督は少ない。けれども、迫田監督は長編映画を自らのオリジナル脚本により、大資本に頼らずに作り上げた。
立派である。
■蛇足
DJカヤマを演じた、坂本いろはさんが、女の子であったとは!
なるほど、広島県呉市ですか
最近観た映画の中で一番印象的な冒頭でした。それくらい素敵でございました。おかげで終始前のめりに観ることができ、良い時間を過ごすことができました。
加えて鑑賞後、甥と姪を連れて来れば良かったな、という気持ちになりました。大人だけではなく、子供にも観て欲しい映画です。
すみません。正直に書きます。
最後まで観るのがキツかったです。
始終違和感しかなく、居心地の悪い鑑賞でした。
鑑賞前、感動した!涙が止まらなかった!との作品レビューを見て、期待していただけに残念でした。
棒演技と棒読み。女の子なのに男の子役をしてるのですが、女の子にしか見えません。舞台の広島の方言ではなく、なんとも言えない微妙な標準語を話しています。イジメの内容が昭和初期のようで古くさく、今の小学生が観たなら???となるかもしれません。
ストーリーも荒く浅い、編集も雑、すみません、私には何も伝わってこなかったです。
良さがわからない私がおかしいのか?
公用語は英語だけどね。
同級生の悪ガキ3人組からいじめられる日比ハーフの男の子と、クラスで浮いている放送委員の男の子が学校の司書の女性を巻き込んで起こす騒動の話。
小さい映画だから仕方ないところもあるけれど、棒な演者達にちょっと戸惑いつつも虐めに家庭環境にと問題を抱える子供達が肩を組んで、更に重く悲しいところに挑む姿はなかなか良かった。
子供達の抱える問題はもうちょいヘビーだったらなぁ、とか、最初の写真の見方からみえみえだよなぁとか、物足りなさを感じるし、内容と尺の割に中盤ダレるし…反則気味だけど面白かっただけに、色々と勿体なさを感じた。
臨時のオバサンに謝れー!
もうね。ダメダメです。テンポ悪いし、子役さんの演技は鼻につくし、小島藤子さんまで臭いセリフ吐くし、カメラどーにかならんのか、音楽でも使って誤魔化せよ。などなど。文句の嵐勘十郎。ん?漢字、合ってる?
それがそれがそれが。ラスト10分で凄まじいくらいの大逆転。ワンチャン活かして7点差ひっくり返しました、的な。
最近、このオチのパターンは3本目。GEEK BEEF BEAT、美味しい給食に続いてですが、これが一番好きかも知れない。
ストーリーは無茶苦茶良いと思いましたが、色々とアマチュア感が漂ってて、しかも投げやり感もあり。プロの脚本と撮影で撮り直したら、凄く良い映画になるんやないかと。
何れにしても、最後はやられた。校長先生の笑顔に泣かされるなんてw
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