「稀に見るひどい映画」カイジ ファイナルゲーム りょうさんの映画レビュー(感想・評価)
稀に見るひどい映画
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本当に原作者が脚本したのか?
名前だけ貸したのではないか?
福本ファンとしてはそう思わずにはいられない
己の命、人生をかけ強大な相手にギャンブルを通して立ち向かうことがカイジという作品だと思うが、今回は雇われてギャンブルを行うためどうしても陳腐に見えてしまう
話のテンポを重視したためか悪役に魅力がなく、途中で挟む薄い薄いヒューマンドラマも見るに堪えない
肝心のギャンブルについては、開催場所を教えてもらってライバルを出し抜くという捻りもなにもない[バベルの塔]というゲームから始まり、操作スイッチの電源を落とす(笑)イカサマで勝利する何の映画を見ているのかわからなくなる[ドリームジャンプ]、金を握らずにグーを出すなんて誰でも思いつくだろと言いたくなる[ゴールドジャンケン]
せめてギャンブルが面白ければよかったのだが、カイジの醍醐味である汚いイカサマを非凡な発想で打ち破り、逆転するシーンが一切ない
唯一非凡な発想を見せたかったであろう[人間秤]のギャンブルの最後の逆転シーンはもはやギャグである
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