劇場公開日 2020年1月10日

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「映画?それとも演劇?」カイジ ファイナルゲーム bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画?それとも演劇?

2020年1月12日
iPhoneアプリから投稿

令和2年、最初の鑑賞。

カイジの特別ストーリーとして、これまでの設定とは切り離した作品。その分、カイジが、今回のギャンブルに踏み込む必然性に欠けていたかな。それに、結末に繋がる伏線が、あまり見えなくて、後からとってつけたようネタバラシも、今ひとつ。

藤原竜也が演じるだけでも、演劇色が濃くなるのに、吉田鋼太郎との天秤バトルの罵り合いは、正に蜷川演劇を観ているよう。映画としては、あまりに不自然なオーバーリアクション。最後は、福士蒼汰までも、カシマスタジアムでこれに参戦(笑)

とはいえ、国家的な陰謀を暴くくだりは、これまでにない展開で、お粗末な政治家をギャフンとさせる面白さはありました。自己中で金の亡者な政治家はいつの世にもいるものです。

関水渚は、初めて観ましたが、最初は広瀬すずかと思うほど、とても可愛らさがありました。ややテンション高すぎでしたが、これから注目したい若手女優さんです。

一言でいえば、映画としではなく、舞台として観ればいい作品…です。

bunmei21