劇場公開日 2020年1月10日

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「ペラッペラの薄い設定」カイジ ファイナルゲーム LQさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ペラッペラの薄い設定

2020年1月10日
iPhoneアプリから投稿

逆転のトリックが本当にしょうもない。
映像や演出、役者のクオリティは高いが後半はいったい何を見せられているのかと落胆しながら見ていた。

あとヒロイン役の女は構成上必要のないキャラクターで最初から最後まで何も活躍しない。映像的な観点として華が足りず、後から無理やり捻じ込まれた役である事が丸わかり。溜め息がでる。

スタッフロールの後におまけ映像はないのですぐに席を立って大丈夫です。

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以下余談として『ハイパーインフレした将来の日本』という世界観は面白い。
作中で缶ビールが1,000円と今の日本より物価が4倍高くなっているが、それは経済成長がないまま日本円を無限に刷り続けた結果、ある時点で紙幣の価値が急激に下がり、それと反比例して物の値段が高くなってしまったことを意味する。

例えばあなたに2,000万円の貯金があったとして、20〜30年後に物価が4倍になってしまえば、貯金残高の数字は同じ2,000万円でも実質500万円になっているのだ。

なので資産というものは大小に関係なく、日本経済とは無関係な米国株インデックス投資や金(ゴールド)等を買い、分散保有しておかねばならない。我々は傾き貧しくなりつつある国に生まれこれから死ぬまで暮らしていくのだから。

LQ