「2作目は面白くなかったけど、1作目の面白さが復活した!」カイジ ファイナルゲーム kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
2作目は面白くなかったけど、1作目の面白さが復活した!
なんと言っても天海祐希が戻ってきてくれたことや、福士蒼汰の演技力が冴えていたこと。パチンコだけの単純さよりも、いくつものゲームを用意してくれたことが高評価に繋がったと思います。
東京オリンピック後の景気は間違いなく悪化するのだろうし、タイムリーといえばタイムリー。また、官僚である高倉(福士蒼汰)が財政再建プロジェクトの中心人物であるのだが、最終目標は消費税30%、年金4割カット、生活保護の切り捨て等々、現政府が本当に考えていそうなことをちょっとオーバーに表現しているる。
一方で吉田鋼太郎演ずる派遣会社の社長で“日本の派遣王”と呼ばれる黒崎がまた悪どい奴なのです。結局“バベルの塔”で得た目先の金より裏情報の道を選んだカイジ(藤原竜也)は不動産王・東郷(伊武雅刀)に頼まれ、政府が企む預金凍結を回避しようと賄賂となる裏金作りを“最後の審判”に託すのだった。
やっぱりギャンブル狂のカイジなんだけど、庶民の代表として超富裕層や政治家と戦う姿が勇ましくもあり、逆転、また逆転とコンゲームを炸裂させるところが面白い。ピンチの時には10人中9人が死んでしまうという“ドリームジャンプ”にも手を出し、準備万端で大博打に臨んだり、守銭奴たる政治家どもが逃げようとする前に“ゴールドジャンケン”に挑むのだ。
さすがにIR法案を非難するようなメッセージもないし、賄賂を作るというとんでもない発想もいただけないのですが、悪辣な富裕層・政治家だけは手厳しく懲らしめるといった従来からの姿勢は健在。スカーっとするとともに、キンキンに冷えたビールを飲みたくなる映画でもありました。仕事前なので飲めませんが・・・
kossyさんへ
毎度です! 今週の目玉はFv.Fなんですが、何と言っても。会社帰りに見て帰るのに、カイジの時間設定が理想的だったんです!
単に、そう言う理由の選択どしたw