「劇映画の敗北。」朝が来る 上谷託充さんの映画レビュー(感想・評価)
劇映画の敗北。
今回の作品に関しては河瀬直美の感覚が古いと感じてしまった。実際の養子を持つ人々に役者がシンプルに勝ててない。さすがと思う絵作りや構成はあったがそれなら5分のドキュメンタリーでいい。ほんとの母親があの映画にいない事、居たとしても全てが映画の為に作られていいるようで映画の為に現実を利用しているようにしか僕はかんじれなかった。全てが傲慢で下品な演出。こんなに人って弱いのかな。驚きがない誰しもが知っている現実を描いた映画なんてドキュメンタリーに勝てるのかな。人間て役者ってもっと面白くないですか?
まず映画はドキュメンタリーに勝てるし、比べる事もしなくていいとおもっています。僕はドキュメンタリーに勝てといっている訳では無くてドキュメンタリーをフィクションに混ぜるなら役者も同等の面白さを生まないといけないという事、そういった点で今回この映画はおにっちさんも言われているように勝てるわけがないんです。勝つ意味もないから。暴論と思われるかもしれませんが全然役者も勝負できるんです
上谷さん
ご返信ありがとうございます!!
この映画が★0.5だと他の映画で点数付かないんじゃないのかなぁ?
と思ってコメントしました!(^。^)
この映画の題材は養子縁組。話題として知らない人はいませんが実際この問題を経験する人は少数でしょう。現実問題ではあるが少数なのです。上谷さんのおっしゃる通り現実にこの問題に対峙している母親には役者は勝てるはずもありませんがこの映画を演じてくれている事で我々視聴者は幾らかでもこの問題の確信に近づけたのではないでしょうか?
また育ての母が社会に強く認知されている一方、子供を手放した母親に対しては針の筵のような社会じゃないですか?この映画はそうじゃないんだと言ってくれているような気がします。救われる人が幾らかでもいるんじゃないのかなぁ?と思いました。
映画はドキュメンタリーには勝てないでしょうが分かりやすく我々に体感させてくれます。それだけでもこの映画は価値が高い映画だと思います。
まだこれからも続々といい映画が上映されますね!!
バッチリ見ていきましょう!