「Come Out Swinging」ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
Come Out Swinging
アメリカ映画の笑いは、何故こうも下ネタ偏重なんだろ。
粗筋やタイトル(BOOKSMART=ガリ勉)の捉え方のギャップが大きく、想像と大分違った。
主役2人は陰キャだと思ってたら、級友と対等に言い合い、会話も下品で、十二分にファンキーだ。
遊んでこなかったようにはとても見えない。
級友たちも、ハブったりイジメたりしてるのかと思えば普通にいいヤツら。
罵り合いだってお互い様レベルだし、飛び入りでパーティに来たって歓迎してくれる。
これがあっちの文化だと言われればそれまでだけど、このせいで物語における“変化”が小さく見えてしまった。
話としては、パーティたらい回しの必要性が疑問。
あれで深まったのは後半に言及されるジジの寂しさくらいだが、本筋には関係ないし。
ジェイドの方はまだしも演劇コンビの方は、人形劇パートも含めて無くてもよかったかなぁ。
向こうでは爆笑なのかもしれないが、ギャグも個人的にはあまりハマらなかったし。
お互いの想い人が恋人同士だったり、本音のぶつけ合いは定番ながら悪くない。
それぞれが当初と別のパートナーを見つけるもいい。
でも、主役2人の仲直りや級友たちとの和解がアッサリ過ぎて物足りなく感じた。
最後の締め方なんかはすごく好きだったので、笑いや人間模様ももっと上手くやってほしかった。
テオと先生の絡みなど群像劇に寄り過ぎたのと、やっぱ下ネタ多過ぎかな。笑
ピザ屋はあんだけ普通に働いてたらもっと早く通報されてるだろ。