「もしも、スーパーマンに良心がなかったら?」ブライトバーン 恐怖の拡散者 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
もしも、スーパーマンに良心がなかったら?
ヒーロー大好き、ホラー大好きのオヤジにとっては、まさにど真中ストレートの作品です。
でも、やっぱりこの手の作品は、見る人を選びます。映画館で見たときにもお客さんはまばらな状態でした。
さて、本編ですが、隕石が落ちてきて中から男の子。あー、「スーパーマン」と同じかと思ってたが「ドラゴンボール」もそうだった。 ある意味、桃太郎もそうかな?
とにかく、普通の人ではない者が、成長するにしたがって、特異な部分を見せていく。
かなりドギツイグロさで、ホラー好きには、大変満足のいくシーンが、満載だったのですが、いかんせん、話の展開が・・・
イマイチ、入り込めませんでした。 長けりゃ良いってもんでもないでしょうが、B級作品約90分では、やはりこれが限度かな。
【ネタバレ】
好きな女の子へのアプローチも突然なら、暗黒面への堕落もあっという間だったような・・・
両親には悪く思われたくないって気持ちがあるように見えてたんだけど、案外あっさり二人とも殺めてしまった。 気持ちを入れ込む時間がなく、トントントンと話だけが進んでしまった気がする。
あの女の子も可愛かったのに、腕の骨は折られちゃうは、母親はいなくなっちゃって、あの後、どうなったんだろう?
クラスメイトのイジメみたいなのも出てきそうだったのに、出番すらなかった。
カウンセラーの叔母さんも、一触即発で、今にも殺されそうだったのに、結局、助かっちゃったの?
父にも母にも容赦無しで・・・ 確かに、結局裏切られた感は半端なく、憎しみが倍増されたんだろうってのも、わからなくはないんだけど、ちょっとためらいがあっても良かったんじゃないかな。
何しろ、変化が突然すぎる。
改めて見直しても、やっぱり展開が唐突すぎて、もう少しどうにかならなかったのかなって、残念感がいっぱいの一本です。
なんか、ラストはジャステス・リーグみたいな印象を受けたんだけど・・・自分だけかな。