「反抗期に暴れる謎の少年BB」ブライトバーン 恐怖の拡散者 mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
反抗期に暴れる謎の少年BB
ホラーぽいジャケットデザインなので、どんなんだろうと思って動画サイトでレンタルして見ました。
ストーリーに捻りがあるわけじゃないけれど、何故か、新鮮な怖さがありました。少年がどこからやってきたとか、何故、急変したか、などの事情がわからないまま、どんどん進んでいき、多少、不満が残るものの、始終、ドキドキ感あり。
子供に恵まれない夫婦のもとに、空から?男の子の赤ん坊が降ってきて、夫婦は自分らの子供として可愛がって育てます。しかし、12歳になった頃に少年は謎の声に悩まされ、だんだんと様子がおかしくなり、常人では信じられない異常な力を持って大暴れし、次々と周囲の人々を傷つけて恐怖に陥れていく話。
余談なんですが、
制作のジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』監督)は、2018年7月にツイッターで児童虐待を肯定するような発言をしたということで、ディズニーから解雇され、この映画はやけっぱちになっていた時に作ったということなのか?? だとしたら、ジェームズとブライアンの反抗(反逆)の姿はダブっているのかも。(でも、解雇から8ヶ月後、ジェームズの謝罪もあり、『ガーディアンズ』の出演者の擁護コメントもありディズニーは再雇用を決定したようです。ガーディアンズの出演者の中には、ジェームズのいない作品には出演しないとまで言った人がいたそうな)
話はラストバーンに戻って、
ブライアンは最後、母親に抱きしめられ「僕はいい子になりたかったんだ」(みたいな台詞だった)と言いましたが、あれは本心だったのか? 母親が岩の破片でブライアンに一撃を加えようとしたところ、2人は空に昇天し悲惨な結末に。結局、自分を認めてくれない(否定的に接する)人は親であろうがなんであろうが、バサバサと殺害したという感じ。
反抗期に暴れたということで、ギザギザハートの子守歌のフレーズが思い出されて仕方なかった。
ナイフみたいにとがっては触るものみな傷つけた(by チェッカーズ)
個人的には全米で大ヒットしたという『クワイエット・プレイス』より、こっちの方がドキドキして面白かったです。
いつもは字幕で映画を観るのですが、間違って吹替バージョンをレンタルしてしまいました。だから、多少、ドラマを見るような軽い観賞だったかも。字幕で見たら、もっと迫力あったかもしれません。wowowで放映になったら字幕を見るかもです。