「反抗期のスーパーマンは手に負えない」ブライトバーン 恐怖の拡散者 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
反抗期のスーパーマンは手に負えない
一言で言えば「反抗期のスーパーマンは手に負えない」っていう映画。
この映画、当然元ネタは「スーパーマン」なんだけど、アメコミでよくある「もし〇〇が▼▼だったら」っていうミニシリーズに近い。
実際、アメコミで、「もしスーパーマンがソ連に落ちていたら」って物語もあるしね。
つまり一般の人にもアメコミ映画リテラシーが高まったから成立する物語ではあるんだけど、同時にしっかり親子の物語でもある。
可愛い我が子が反抗期に突入して別人のようになることに戸惑うってのは、親なら多かれ少なかれ経験するだろうし、少なくともトーリたちにはブランドンを正しい道に導くチャンスが何度かあったわけで。(もちろん周囲の人間も含めて)
そういう意味で本作はスーパーマンになり損ねたクラーク・ケントの物語であり、同時にジョナサン&マーサ・ケントになり損ねた両親の物語でもあるんだよね。
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