「つまらなくはない。でもちょっと・・・(ネタバレ注意!)」ブライトバーン 恐怖の拡散者 宇宙刑事ポポポさんの映画レビュー(感想・評価)
つまらなくはない。でもちょっと・・・(ネタバレ注意!)
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悪のスーパーマンという前評判に惹かれて鑑賞。なるほど、あちこちにオマージュのようなものが感じられて、その意味では楽しめました。
ただ、途中で「なんかオーメンのストーリーをなぞってるだけじゃね、これ?」ということに気づいてしまい、興が冷めてしまいました。
覚醒するや、自分にめざわりな人間達を次々血祭りにあげ始めるブランドンですが、手段がスーパーマン的な超能力で直接的にブッ叩くか、666の悪魔の力で間接的に殺すか、という違いだけで、やっていることほとんど同じです。
終盤で両親がとる行動やオチまであんな風であれば、なおのこと。もう少し違う展開を見せて欲しかったところです。それは、他の方も指摘されているように、ダミアンにはなかった『培った良心と抑えがたい破壊衝動に対するブランドンの葛藤』や、『最後まで命を張り、息子を守る、もしくは愛そうとする姿勢を見せる両親』などなどそういう表現があれば、結局あのオチでも、話に深みが出たでしょうに、その両親ときたら、やらかしておいてから「悪かった! 頼む乱暴はしないでくれ!」とか「ごめんなさい、許して!」とか言っちゃうし。
総評として、面白いか? 面白くないか? で言えば、『人を選ぶが面白い』とは思います。ただ、「後味が悪い」系の映画でもあります。
これからご覧になる方はご注意を・・・
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