「あのサインを見ていると串カツを食べたくなった!二度漬け禁止ね!」ブライトバーン 恐怖の拡散者 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
あのサインを見ていると串カツを食べたくなった!二度漬け禁止ね!
この映画はジャンルミックスなどとも宣伝されていますが、串カツだって牛とか山芋とかレンコンとかを頼めばジャンルミックスだ。で、何と何をミックスしたのかというと、ホラーとヴィラン側のダークヒーローらしいが、一体どんな展開になるのかとワクワクさせられました。
カンザス州ブライトバーン、ブランドン・ブライヤー。“B”ばかり並んでいるけど、ブリジッド・バルドーでもボボ・ブラジルでもない、ましてや洋七と洋八でもない、すっごい超能力を持つ少年だ。12歳になるまで怪我をしたことがないとか、色んな不気味な生い立ちがあるのだが、子宝に恵まれなかったトーリーとカイル夫妻は愛情たっぷりに育ててきたのだ。そして誕生日を迎えたときに能力が一気に開花する。中でも「Give it to me」という言葉は印象に残り、映画館を出るときにはずっと口にしてしまった。
サイコキネシス、テレポーテーション、そして怪力。オ、オリンピックに出れば間違いなくハンマー投げは優勝だよ!といった凄技。そしてフォークを噛んだらめちゃくちゃになる様なんて、ユリ・ゲラーも真っ青だよ!そんな能力の中でも最も不気味なのが目が赤く光り、光線を放つと人は死に物は爆破するというサイクロップス以上の恐ろしさ。空も飛べるし、スーパーマン級の能力を持った少年ブランドン。プロフェッサーXが見つけたら、即「恵まれし子らの学園」に入れられそうだ。
ジェームズ・ガンはMCUをクビになったそうだが(9ヵ月間だけだそうです。すみません)、この出来栄えを関係者が見れば、指をくわえて震えてしまうことだろう(ほめ過ぎか?)。とにかくスーパーマンクラスの能力なんだから、DCからもスカウトが来るかもしれない。まだまだ良心だけが足りない少年が世界を奪う!などと言っても殺戮を重ねてしまっては、どんどん落ちて行くだけだ。なんとかバットマンやアイアンマン(あ、もういないか。じゃ、サミュエル・ジャクソンで)の目に止まるようにと願うばかり。続編なんてないよと言わんばかりの終わり方にも、スカウトを待ち続ける意図があったような気がしてならない。
kossy様。絶対倒してくれるなら続編希望します(笑)倒せるのってもうキャプテンアメリカくらいしかいないのでは、、、
チャールズに引き取られるけどマグニートー側に行っちゃって、結局マグニートーより強くなるパターンが読めました。
kossyさん、コメントありがとうございます。
異常かどうかという尺度なら、私の中野量太監督作品へのアレルギー反応の方が上回っていると自負⁈しています😅
ものすごく個人的な事情を白状することになりますが、日本で実際に起きた最近のエアガンによる児童虐待のニュースがあって、野田市の事件や映画の万引き家族やジュリアンを思い出したところで、グレタを見てしまい、ここでも児童虐待か‼️という精神状態の時に(自分のバカさ加減に呆れます)、この映画を見てしまったので、あの救いの無さが、あと味の悪さに直結したという側面もありました。