劇場公開日 2019年9月6日

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「「終活」ムービーの秀作」ラスト・ムービースター 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「終活」ムービーの秀作

2020年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ここ数年、イーストウッドの「運び屋」レッドフォードの「さらば愛しきアウトロー」など、老人になった往年の映画大スターが主演を務める「終活ムービー」が次々公開されている。
それら特徴として、作中の主人公に演者自身を投影するメタフィクション的な構成の作品が多いんだけど、本作はそうした他の作品と比べても、かつて一世を風靡した老俳優ヴィック・エドワーズに演じるバート・レイノルズのキャリアや人生が色濃く反映されている。
ストーリー展開はベタで目新しいとことはないし、傑作とは言い難いんだけど、ラストではヴィックやリル、映画祭に集まる連中全てが愛おしく思える秀作だと思う。

青空ぷらす