「合わなかった」スペシャルアクターズ ぽこぺんさんの映画レビュー(感想・評価)
合わなかった
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上田慎一郎監督は『恋する小説家』のDVDを持ってるほど好きだが、これは合わなかった。
役者が演技で解決する何でも屋とかは、発想としてはちょっと古いしリアル感はあまりないので、演技に入ったときのシーンはもっと大げさにダイナミックに見せて欲しかった。
式典でみんなが血を吹いて倒れるところなんかは、キングスマンのクライマックスくらいの馬鹿馬鹿しさと不謹慎さがあってもいいと思った。
あと、最後のネタバラシも、あんなにあからさまにやる必要あるかな? 観客は大体どっかでその可能性は考えるので、ラストはもっとあっさり余地を残すほうが好み。症状が改善して事務所に行ったらもぬけの空だったとか、その程度がよかったな。
問題のスティングだけど、刺す方にもっと理由づけがないと唐突感だけで納得感が薄い。突然の悲劇的な驚きは良かったけど、ああスティングがやりたいのね、はいはい、ってなっちゃう。
つまらなくはないけど、合わなかった。
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