「今までモブキャラぶっ殺しまくってすみませんでした」フリー・ガイ かちかち映画速報さんの映画レビュー(感想・評価)
今までモブキャラぶっ殺しまくってすみませんでした
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今までモブキャラぶっ殺しまくってすみませんでした。ゲーマーな私、ゲームの世界が舞台と聞いて気になったので観賞。面白かったポイントは2つ。
1つめは、モブキャラの気持ちを考えさせられたこと。
私はふだんNPCを殺せるゲームではぶっ殺しまくってるので、最初はプレイヤー側の方に感情移入した。しかし、ガイが自我に目覚めてからはモブだって一人の人間なのだと考えさせらる。思えば、モブキャラが居なけりゃゲームの世界は成り立たないし、モブってのはゲームにおいては重要な役なのかもしれない。自分がプレイしているゲームのモブが自我を持ち始めたら…と思うと面白い。
気になったのは、モブキャラにしては割と序盤から主人公並みに強かったこと。モブキャラって聞いた時はもっと弱々しくて地味なの想像してたのでビックリ。まあ、テンポよく進むし何でもありの世界なので、これくらいぶっ飛んでても違和感はなかったけどね。
2つめは、音楽の使い方が上手いこと。
この映画はBGMが多めで音楽がストーリーとマッチしている。シリアスなシーンは少ないので、ポップ調の曲が多い印象。
テンポよく進むストーリーに合わせ、軽快な音楽でバサバサと敵を倒すシーンは爽快。個人的に好きなのはガイがジョデとキスして記憶を思い出すシーン。あそこで掛かるBGMがロマンチックで気持ちい。使いすぎると白けてしまうBGMだが、今作は音楽面で不満を感じることはなかった。
ゲームをふだんプレイしなくても問題なく楽しめる、分かりやすくてハイテンポなストーリー。鑑賞後はハッピーな気分になれる、万人におすすめ出来る映画だ。
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