「自由を勝ち取れ!」フリー・ガイ Y Kさんの映画レビュー(感想・評価)
自由を勝ち取れ!
感想
斬新なSF作品だと思いました。コメディ要素が沢山含まれている作品なのに、メッセージ性は強いという不思議な作品でした。
・小ネタ
ゲームあるある、ゲーム小ネタ、出演者パロ、名作映画パロなど観ていて気になる要素ばかりの作品で絵が終始気になっていました。
・物語構成
今作はライアンレイノルズ節全開で、ライアンレイノルズさんのための映画だと断言できる作風になっていました。
冒頭のサングラス族の説明から笑わされると同時に良くできているなぁと唸らされる細かな作風で圧巻でした。ゲーム世界を通して型にはまってばかりの人間の解放をわかりやすく且つ共感できるようにしている物語構成には脱帽。私自身ルールには従う側の人間なので、この実直に多様性を語る脚本には驚かされました。フリーシティ(ゲーム)とリアルワールドの時系列を同時並行で見せる物語構成も面白いと思いました。ミリーとの○○シーンの使い方も上手いかったですね。ラスボス戦はまさかの人物であり、台詞回しも面白かったので素直に面白い見せ方だと思いました。まさにフリーなガイの話でした。
・演技
実力派俳優陣が出演されているので安心してみれました。それどころか俳優陣の個性が溢れ出ていて自然とにやけてしまいました。特にライアン・レイノルズさんとタイカ・ワイティティさんの個性が炸裂していて楽しめました。
・アクションシーン
基本コメディ作品ですがアクションゲームであること、派手なアクションが多いことがアクションとしての見せ場を多くしていてアクション映画としての側面からも楽しめました。
総評
ゲームファン、海外映画ファン、ライアン・レイノルズファンには必見の一本。小ネタやコメディシーンが終始描かれるので笑えました。また、自由を勝ち取ることの素晴らしさというテーマは社会風刺が効いていると感じた。