「JUMP魂に触れた気分」フリー・ガイ グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
JUMP魂に触れた気分
『週刊少年ジャンプ』で有名な三大テーマ。
「友情」「努力」「勝利」
それらがすべて揃ってるうえに、ゲームの世界やプログラミングについて馴染みがない人にも一定の理解ができるし、親近感すら覚えるような展開と映像。
更に、世界に存在してる誰もがそこにいるからこそ世界は成り立っているし、誰もがそこにいていいんだよ、と説教くさくなく教えてくれる。
そんな映画ですから面白いに決まってる。
【友情】
ガイとバディ、ミリーとキーズ、ガイとミリーだって恋愛感情の前に育まれた友情がある。
【努力】
ゲームの中なので一見安易に見えるかもしれないけれど、ステージを上げていくプロセスは立派な努力の証。
【勝利】
何に対しての勝利か。
一義的にはアントワンに対するものだけど、最大の勝利はミリーとキーズが成し遂げたAIの自立。
我々の生きる世界がフリーであるためには、多様性のある個々がそれぞれ自立していることが大切である、ということをあらためて感じさせてくれる、楽しいだけじゃない、意外とヒューマンな映画です。
※ここ一年ほどこのサイトのレビュー欄で目につく事象の気持ち悪さや風通しの悪さは、ある種の硬直化とそれがもたらす多様性の喪失であることにも気づかされたのでした。
(自分の性格のしつこさにも今更ながら気がつきました😅
もういいかな…)
今晩は
”嫌なモノは嫌だ!狡すっからい不正は嫌い!”という、子供のような考え方が捨てられない、仙人には程遠いNOBUです。
けれど、仰る通り、愚かしきモノに苛苛するのは、”無駄。”と割り切りました。脳内削除及び、誰ともコミュニケーションを取らない”裸の王様”を憐憫の情で見ると、少し気が楽になります。では。
(けれど、忘れないぞ!この野郎!。しつこいなあ・・、私。)