「素晴らしいという思いと残念な思い」スウィング・キッズ nonoさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいという思いと残念な思い
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予告で期待値ぶち上げて、評判の良さもそれに拍車をかけ、
かなりワクワクして観にいきました。
良作ばかり出て演技力の高さに毎回驚かされるEXOのD.Oに今回も魅了されました。
そしてとにかく音楽とカメラワーク、演出が素晴らしい。
タップダンスにノリノリな気分になり、韓国らしいコメディ部分で笑い、戦争の非情さや現実に恐怖して、様々なキャラクター同士の関係性に微笑んだり切なくなったり。
心に残るシーンがとても多かったです。
ジャクソンがクリスマス公演の前に、メンバー紹介をするとき、戦争がなかったときの彼らの人生を想像して、すごく胸に残った。
戦争がなかっただけであり得た人生や夢や思い出があって、しかし戦争がなければ彼らは収容所で出会いダンスチームを組むことはなく…
戦争という原因で出会うしかなかった彼らのことが、ただただ切なくなった。
ただ本当に残念だったのは、
構成がイマイチだったこと。
ラストを考えても、もっとチームの絆やキャラクターを描くべきだったと思う。
私的にはそれらが収容所の現実や戦争の悲惨さ、意外な黒幕?などに負け過ぎていて、ラストにあまり心を打たれなかった。もちろん辛かったけれど
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