「Free as a bird」スウィング・キッズ アンディ・フクさんの映画レビュー(感想・評価)
Free as a bird
タップダンスのサクセス青春ストーリーかと思いきや、
なんと戦争映画だった。ビックリ!
でも、権力に弄ばれる紙より軽い命が踊りを得て輝き出す素晴らしいコントラストがよりダンスシーンの迫力を増し、心を鷲掴みにされました。
いやぁ、主人公の躍動感は素晴らしいし、タップダンスの先生ジャクソン演じる俳優さんは映画『タップ』グレゴリー・ハインズの弟子とは!
アメリカ兵士の演技もダンスも総じて下手なもんで途中安っぽいなぁと感じる場面はいくつかあるものの、
脇を固めるキャラクターたち一人ひとりが良く、
映画『フラッシュダンス』やマイケル・ジャクソンの『ビートイット』PVのオマージュなど、ニヤッとしてしまうシーンもいくつか。
前半チャウ・シンチー、後半シリアスな戦争映画になりますが、同じ民族が断絶した歴史を考えるとなるほど深い。
お隣の国なのに知らないことがいっぱいあるね。
いつの時代もイデオロギーに縛られず、自由な鳥のようにいたいものです。
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