「泣くのは回顧の時」左様なら Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
泣くのは回顧の時
賢くてクラスの中で少し浮いたところのある同級生が突然亡くなり、クラスの中心人物達の陰湿な噂話に反応した女子高生の話。
亡くなった少女とは中学校の同窓生で、仲の良かった主人公。亡くなる前日も共に過ごしていたけれど弔報を聞いても涙は流れず、ただ、気付いたら悪い噂話に反応しており、以降干されて行くストーリー。
本人はハブられているとはいうけれど、ぶれないスタイルを持っており、マウントを制しているのは主人公にみえるというね。
男と女の思考や習性は異なるもので、ましてやおっさんの自分からしたら最高のポジショニング。
笑って話せる過去になるか否か…作中で描かれていない未来での振る舞い次第、変化の兆しはみえてきているしね。
あからさまにぶつける描写は少ないけれど、思春期のその時には一大事な悩みや葛藤と気遣い等々、爽やかで甘酸っぱくてなかなか面白かった。
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