パリに見出されたピアニストのレビュー・感想・評価
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音楽なのに音を楽しんでない。スポ根映画。
この映画もレビュー消されている。
見たい映画ないので、もう一度見てみる。見ないと無責任にはレビュー出来ませんからね。但し、レビューが消されているくらいだから、高評価ではなかったのだろう。
ハンガリーラプソディー リスト作曲
は良い音楽ですよね。さて、芸術に『賞』を設けて競う。フランスってそういう事で評価する。日本と似ている所がある。と言うか、資本主義(商業主義)とはそういうものだ。
さて、昔から良くあった話。
才能あるものがないものに対して抱く優越感だろうね。本当にあるものはそんな事は関係ないでしょ。
ラフマニノフピアノコンチェルトNo.2
余り、違いを聴き比べた事がないが、出だしの所が色々あるとは聞く。プロコフィエフピアノコンチェルトNo.3と同じ。それがいいんだよね。でも、上手い下手は分からない。インプロビゼーションとかカデンツァがある理由で無し。
AU BOUT DES DOIGTS
ウ ブディトゥア 和訳
『さぁ!この指先で』
っう感じでしょ♥
パリは関係ないでしょ。
聞く人は弾く訳では無いのだから、気軽に聞けばよいと感じるが。オペラのようなストーリーにそって展開する音楽もあるが、協奏曲、交響曲ともにオベラの序曲からできたもの。従って、余韻を楽しめば良いのだ。肩ひじ貼っていたら、おしまいまで見通す事が不可能になる。
音楽なのに音を楽しんでない。スポ根映画。ラフマニノフに騙されて評価し過ぎた。
もう一度見て気付いた事。
ラフマニノフピアノ協奏曲第二なんだけど、第1楽章が終わっただけで『プラボー』って言って良いの?映画だからしかたないか。
10/7AM0時25分鑑賞終了。
3回目の鑑賞なり。
美しく力強いラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番」の演奏で強調される天才ピアニスト誕生の物語
ルドビク・バーナード 監督による2018年製作(106分)のフランス・ベルギー合作映画。
原題:Au bout des doigts、配給:東京テアトル。
貧乏な母子家庭の不良少年がピアニストとして天才的才能があり、ストリートピアノ演奏でパリ国立高等音楽院のディレクターに見出されるという言わばシンデレラ的なストーリーは、夢があって悪く無いと思った。白人主人公(ジュール・ベンシェトリ)が恋する乙女が黒人音楽院生(カリジャ・トゥーレ)というのも、現代フランス的で良い。
ただ、コンテストまで観客が見せられるピアノ練習量の乏しさや、腱鞘炎がどう克服されたのか不明等、ストーリーの細かい設定はかなり雑な印象。とは言え、登場してくる曲はなんとも美しい。
バッハ「平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番 ハ短調 」、ショパン「ワルツ 第3番 イ短調」、ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲 第2番 へ長調 」、リスト「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」。そしてコンクール曲のラフマニノフ「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」。演奏しているピアニストは誰なのか?
そして、映像も素敵、特に主人公の想いを表出させた黒く光るSTEINWAYのピアノの美しさが素晴らしかった。
監督ルドビク・バーナード、脚本ルドビク・バーナード、 ジョアン・ベルナール。音楽はパリ生まれの若きピアニスト・作曲家・プロデューサーであるアリー・アローシュ。
撮影トマス・ハードマイアー、編集ロマン・リウー。
出演
ランベール・ウィルソン(ピエール・ゲイトナー)、クリスティン・スコット・トーマス(エリザベス)、ジュール・ベンシェトリ(マチュー・マリンスキー)、カリジャ・トゥーレ。
音楽版「グッド・ウィル・ハンティング」
パリ北駅に置かれた駅ピアノが引きあわせた運命の出会い。
ピアノをひく青年マシュー(ジュール・ベンシェトリット)とそれに聞き惚れるコンセルヴァトワール(パリ国立高等音楽院)の学部長のピエール(ランベール・ウィルソン)。
まさに音楽版「グッド・ウィル・ハンティング(1998)」といったハートフルなヒューマンドラマです。
マシューの才能を見出したのはピエールより先に、マシューと同じ団地に住む老人でした。
幼いマシューに老人は「ピアノは心で弾くのだよ」と教えます、ピエールもまた「天才とは子供の心を取り戻した大人のこと」とボードレールの名言を引用します。
いくら天性の感性に恵まれたと言っても素人ではいきなり国際コンクールを目指すのは無理なのでコンセルヴァトワールでの特訓が始まります。学部長の進退をかけた懇願とは言え編入が出来てしまう所は凄いです。普通ならよそ者扱いで揉めるところですが学生たちも温かいのは意外でした。
先生の伯爵夫人は気難しそうなので「セッション(2014)」の二の舞かと冷や冷やしました、他にも気を揉ませる出来事を散りばめていますが、この手のドラマの定石でしょう。個人的にはアンナとのベッドイン、ピエールの奥さんの辛辣なセリフ、弟の事故などは余計に思えしっくり来ませんでした。
パリは格差社会の坩堝なのですが移民の母子家庭の子のマシューより黒人の恋人のアンナの家がブルジョアというのもパリの縮図なのかもしれません。道を外さぬ為にも友達は選ぶべきと思いましたが終幕に来て悪友たちがマシューを助けるくだりといい、代役のミシュレが笑顔で席を代わるシーンも痺れました。
マシューの演奏の指導と吹き替えはショパン国際コンクール他受賞歴多数のジェニファー・フィシェさんという女性、リストのハンガリー狂詩曲は聞き惚れました、ラフマニノフ ・ ピアノ協奏曲第2番はもう少しエネルギッシュな方が好みですが表現がマシューの天才ぶりを伝えるという重要な役どころを上手に演奏していましたね。
気持ちの変化が描かれていない
貧しい家庭に生まれた少年が、ピアニストとしてアメリカン・ドリームをつかむ話だ。おもしろいし、そこそこ感動するし、見て損はないのだが、脚本が雑で、演出が凡庸だ。紆余曲折があるからこそ映画はおもしろいのだが、気持ちの重要な変化がほとんどスルーされている。たとえば、ピアノ実技指導教員のエリザベス。ピエールから主人公マチューの指導を依頼された時点では、主人公の素質は認めながらも、マチューに対し、何の興味も示さない。大勢の学生の一人に過ぎない。それが、コンクールが近づいた頃になると、「彼の指導は任せておいて」と、指導する気マンマンに変わっている。コンクール当日に至っては、マチューを見出し彼に賭けているピエールと対等に思い入れている。マチューを育てることに対するエリザベスのモチベーションが、どうしてこれほど大きく変わったのかが描かれていない。
また、コンクール出場を拒否して実家に帰ったマチューが、なぜ翻意して出場する気になったのかも全く描かれていない。弟が瀕死の重傷を負ったことにより、ますますコンクールどころではなくなりそうなのに、なぜか弟の治療の真っ最中にコンクールに出場する気になる。非常に重要な気持ちの変化であるにも関わらず、何の説明もなく、観客は置き去りだ。
その後、マチューはコンクール会場目指して走る。主人公がクライマックスで走るという使い古された演出を、恥ずかしげもなく、最大の山場で使うか。会場ではピエールとエリザベスがやきもきしながらマチューを待っている。ちょっと待った。ピエールとエリザベスはマチューが来るだろうとなぜ信じている? マチューが出場を拒否した時点のようすでは、出場しないという意思は固いと見えるのに。やがてマチューが到着し、間一髪というタイミングでステージに上がる。このとき、全力疾走して来たはずのマチューの息が全く上がっていない。まるで、ずっと客席に座っていました、みたいな穏やかさだ。演奏後は肩で息をしているのに、マチューは全力疾走しても息が上がらないらしい。
こういう作り込みのぞんざいさがあちこちに見られる。
親を選んで生まれてない
富豪、貧乏。
生まれた時に教育のレールは引かれている。
でも、出会いは無限にある。
子供は無限の可能性があることを知り
子供が得たい欲を開放したら
天才 が誕生する可能性が広がる
育てるのもまた出会い。
人間は出会いにて選択され、悩まされる。
クラシックは詳しくないが
映画好きな自分としては
このような作品は
シンフォニーまでは至らないが
ありだ。
音楽で友人まで虜にした作品。
音楽は裕福な人だけが楽しむものではないことを
最後は示した。
全世界が主人公を中心に回る独善的な世界の話
こういう言い方は非常に失礼だと承知の上で、率直な第一印象としてこの映画を見て真っ先に思ったのは「素人が書いたような脚本だな」と言うことだった。かく言う私自身が素人なのだから何を言うのだ?という感じだけれど、物語の設定から展開から何から何まで、まるで初めて脚本を書いた人の物語を見ているような感覚だった。
素行の宜しくない青年には音楽の才能が有り、駅に置かれたピアノを弾いているところを音楽院のディレクターからスカウトされ、本人にその気はないのにあれよあれよとコンクールに出場することになり、結果大喝采を浴びてハッピーエンド・・・なんて話をまさか今更プロの作家が書くだろうか?ということだ。ましてや終盤の盛り上がりが足りないからと、無理やり恋人たちを喧嘩させ、夫婦には離婚話を持ち出させ、挙句の果てには最も罪のない弟を命を淵に立たせる無神経さ。いずれもストーリーにおいては特別な意味を齎さない展開に過ぎない。
加えて私はこの映画の「全世界が主人公を中心に回っている感」に堪えられなかった。主人公マチューに関して言えば、作中において本人は何一つ決断をしていない。ピアノのレッスンを受けるもピエールの決断。ピアノを辞めるもピエールの妻の影響。最終的にコンクールに出るも母の発言から・・・と言う具合に、彼にはまったく主体性がないしピアノに対する情熱が感じられない。そんな何の意欲もない主人公に周りが懸命にお膳立てをして彼を焚きつけ続けその結果彼の才能が見事開花する、だなんて話、何が面白いのだろう?「へーよかったね(棒)」である。
寧ろ私は、幼少期からマチューよりも遥かに努力を積んできたであろうライバルの青年(名前はミシュレだったかな?)の方が不憫でならなかった。ストーリーの都合上マチューを脅かす敵役のような立ち回りだったけれど、いやいや地道に努力を積んで音楽院に入学しコンクールの最有力候補まで伸し上がった勉強家であって、ピエールの独善的な思い入れで特別処置で編入してきたマチューの方がよっぽど敵役じゃないか、と私はずっと思っていた。
ただこの映画は愚鈍過ぎてそういう部分にまったく配慮しないし気づきもしない。ひたすらマチューのサクセスストーリーを喜び勇んで描くばかり。だからすべてがマチューを中心に回る世界の物語になってしまった。
こういうストーリーをフィールグッドムービーとして成立させる筆力を持った脚本家もたくさんいる。しかしこの映画にそれはなかった、ということだ。
感涙。とにかく素晴らしい
他のレビュー見ていただいたらお分かりになるとは思いますが、ツッコミ所はいくつかありますw
それを差し引いても良い作品です。
不良少年のピアノの才能を持て余して紆余曲折し
開花させていく……
映画にはありがちなサクセスストーリーです。
ただ、描写にまで気持ちが込められてたシーンがいくつかあり不覚にも涙してしまう場面がいくつかありました。
見終わった後は涙脆いのは歳取りすぎたのかなぁ⁇と自問自答してしまいましたwww
ツッコミ所が無ければ満点でした
是非お勧めします‼️
感受性の豊かさが生み出す音色
フランス映画らしく、とても美しい映画だった。
主人公のマチューが音楽を通して成長していくストーリー。この辺のストーリー性は日本でもよくあるパターンのため若干退屈さを感じた。
マチューが中々素直になれずもがき苦しむも、大好きな音楽には素直に向き合い楽しんで演奏する姿はとてと美しかった。
面白いというよりはそういうった描写を楽しむ作品かなと個人的には思い鑑賞していた。
ただ、真面目なだけの人間には少し辛いよ。
なんらかのの才能があり、見出され、成長し、
大成功をする、感動の映画!
というか、そうなんだけど、
若い頃はそういうのに憧れ、
自分も何かしらの才能があり、いつか自分も
成功するぞー!的に感動出来たはず。
でも、今はすこし複雑。
単純に努力して、ピアノコンクール目指すような
立場に立って考えると、かなり辛いよ。
現実には、そんな才能を持った人はひと握りなのが現実。
そして、
才能があるやつは、少しはめ外して、道を外れても結局見出されるのか?
そっちのほうが、有り得ない。
一度離れると、そのまま道を外れる。
でも、それじゃ映画にならないからな。
天才が努力し続けて、たどり着いた場所が
世界のトップであって欲しい。
イチローだって、王貞治だって、天才の努力の結果。
落合だって、最初から天才ではないけど、
自分で相当な努力したんだろうとは思う。
結果なんて、じつは誰にもわからない。
わかってれば、ドラフト1位がみんな活躍してる。
逆に言えば、イチローも、王さんも、たとえトップになれなくても、同じだけ努力はしたと思う。
一番上が見えてかけて、さらに努力した結果だと思う。
才能だけで、努力が足りないと、多少の活躍は出来るけど、
頂点には立てないし、立って欲しくない。
こういう映画に単純に感動出来なくてなって、
単純に真面目に努力するしか方法の無かった
自分には、少し悲しい。
まあまあだった
子どもだから仕方がないけど主人公がメンタルが弱く、何かというとすぐにケツをまくろうとするのでイライラする。先生がたも、「お前はこんなのもできないのか」と煽ってやればいいのでないか。ピアノ演奏はとてもよく、映画館の音響で見れてよかった。ただ、曲はあまり印象に残らなかった。
天才は人を振り回すのも天才な作品
全くノーチェックの作品でしたが、近くの映画館で上映時間があったので観賞しましたw
で、感想はと言うと、結構おもろいw
ピアノに興味のある不良少年がピアニストとして大成していく話で成り上がりのサクセスストーリーでベタではありますが、よくまとまってるし、結構面白いです。
「最強のふたり」を思い出す様な貧富の差を越えた交流を見せるフランス映画で良い作品であります。
なんですが、ツッコミどころは結構ありますw
登場人物の殆どがいろんな心境の変化が早過ぎ!
もう、これでもかとコロコロ変わります。
それも殆ど全員w
主人公のマチューはピアノで成り上がりたいと思っていても他人から強制されるのは大嫌い。
強制されるのであればチャンスだって、サクッと手放してしまう。もう駄々っ子ようw
かと思えば、やっぱりチャンスを逃すのは勿体無いとばかりにサクッと出戻る。
盗みで忍び込んだ家に立派なピアノがあると当初の目的を忘れてピアノを弾いて、取っ捕まるw
ピエールに屋根裏部屋を借りても彼女を連れ込んでばかりだしw
根が子供と言えばそれまでですが、とにかく節操が無いんですよね。
マチュー役のジュール・ベンシェトリはイケメンですが、終始マット・デイモンに見えてました。
最後だけ、マイケル・J・フォックスに見えたかなw
このマチューの移り気な性格は才能を持つ反面としての行動の現れと思えば理解も出来なくはないんですが、なかなか凡人には理解しづらいw
マチューの才能を見込んだ音楽学校のディレクターのピエールも何故ここまでマチューに入れ込むのが不思議のばかりに入れ込む。
マチューの才能を鑑みてではあるけど、劇中で他の生徒を押し退けてまで贔屓するマチューの才能がどうにも分かりづらいと言うか、伝わってこないんですよね。
ピエールに頼まれて、マチューにピアノを教える女伯爵のエリザベスも何処でマチューの才能を信じようとしたのかも不確かな感じだし
マチューの恋人も喧嘩したと思ったら、次に会った時にはもう無かった事の様に振る舞ってるし
マチューの母親もピアノをするのに反対していても、やっぱり応援してたとか
マチューの不良仲間も“けっ!良い子ぶりやがってよ。もう仲間じゃねえ”的にマチューを疎外してたのに、マチューのピンチには駆けつけてくれるし、応援してくれる、実は良い奴らw
総じてブレないのはピエールの嫁さんがマチューに対して快く思ってないぐらい。
いろんな細かい部分での描写が少なくて、もう皆なんかブレブレに映るんですよね。
純粋と言えば、そうなんだけど、割りとこの辺りの描写が大事に思えて、ツッコマざるえない。
そんなとってもとっても優柔不断な人達で一番割り食ったのはマチューの代役になった青年。
マチューの代役でいつでもスタンバイ出来る様にしておいて、マチューが来なくて、舞台にも上がったのに、マチューが登場して、笑顔で交代する。
もう人が良過ぎます。
細かい描写に良い部分も多いかと思えば、“えっ!そこは描かない?”と思う所も多数。
マチューの天才の片鱗はもう少し見せても良かったかなとは思いますし、マチューとピエールがケバブを食べるシーンなんて、結構好きなんですよね。
そんな移り気な性格の登場人物達に振り回される作品ではありますが、良い作品かと言えば、良い作品かと思います。
ミニシアター系ではありますが、観賞後に“あ~良かった”と思える満足感アリ。
そんなツッコミが個人的には多分に感じた作品ではありますが、結構お薦めなので、気にならない人にはかなりの良作。もし気になるとちょっとブレブレに感じる困った作品ではありますが、あくまでも重箱の隅をつついた様な小意地の悪い一意見ぐらいで軽く流して頂けると幸いですw
ハッピーエンドでめでたし
良い映画はかならずオープニングシーンが素晴らしい!
駅にあるご自由にお弾きくだいのピアノを弾く青年と、その青年の才能を見出す音楽家。
フランスの貧しい家庭環境で不良化しているイケメンの主人公が名門の音楽学院のピアノコンクールで学校を代表して出場するとはかなりのご都合良いストーリーだがいろいろな出来事もあって面白いです。
好きになった黒人の女の子に言われないとその気にならない優柔不断さや、コンクール当日の幼い弟の事故必要か?とか。そんなんだったらもうちょっと早く行っとけや!と突っ込みどころ満載でしたが、最後は感動的に終わってか良かったです。
フランス映画大好き
フランス映画は今年に入って何本か見てるけど、この作品が今年No. 1かな。
まず、主人公演じる俳優がとても良い。繊細な表情、表現、ピアノを弾いている魂のこもった演技。
素晴らしい。
ストーリーもわかりやすくって、予想しやすいけれど
それが良い。
女伯爵主人公の距離が少しずつ縮まっていくシーン、
先生と主人公のケバブを食べるシーン
ジーンときます。
屋根裏部屋で先生が妻とあっさり別れを告げたところ、ラストのニューヨークのコンサートで女伯爵といつの間にかカップルになっていたところとか、いかにもフランスらしい。
ピアノも素晴らしくて、静かに涙が流れる作品です。
自分の成功を実現できるのは自分だけよ
駅構内に設けられた「ご自由にお弾きください」のピアノ。ここから展開するストーリーは、想像の範囲内。何の捻りもない。邦題そのまんま。「セッション」のようなヒリヒリ感は皆無で、ありきたり過ぎて逆に驚く。
何を今さら、こんなお話を映画で撮るのか?
久々のフランス映画
最近めっきり影を潜めているフランス映画…この映画はベルギー合作ですが、難解な部分は全くなく、思ったとおりに進みますので安心して観られます。
マチュー役のジュール・ベンシェトリ…ちょっと中性的ですが気になりました顔をしています。現代的なイケメン。
女伯爵と呼ばれる役のクリスティン・スコット・トーマスが素晴らしく、主役と思われるピエールをくっています。はじめは鉄仮面を被っていますが、本気でマチューを仕込むことになってから、マチューと心を通わしホンの少しだけ見せる笑顔が素敵。
ファッションもみどころ。ピエールの奥さんの奥さんが目の色と全く同じグリーンのセーターを着ていてオシャレでした。日本人の私にはお手本にはなりませんが(笑)
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