パリに見出されたピアニストのレビュー・感想・評価
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成長するための翼は誰にでも生えている
最近、某オーディション番組を観ていたのを思い出し、今まで自分と向き合い夢に賭ける青年の映画を観たくなった。
成功するのを恐れないで
自分の感情に深く向き合う
などフランス映画らしく、刺さるフレーズが要所要所にありそれに出会うたび観ている自分たちも過去、現在、未来と照らし合わせられる。単純なサクセスストーリーとして観ることもできるが、挫折や恋愛、反抗、成長、恩師、成功など長い人生を生きていく上で大切な要素がたくさん詰まっている。
特に恋人が黒人の女性だったのが印象的でこれからの時代を象徴しているようだった。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番
これは、誰もが一度は耳にしたことがある作品で、作中でも語られる、そのエピソードもあまりに有名で、主な登場人物の人生も、それぞれ、この作品に重ね合わされて設定されたように思う。
そして、誰もが一度は…と書いたのは、浅田真央さんのソチのフリープログラムの曲でもあるから。
多分、中学の音楽の授業で聴くことがあるようにも思うのですが、とにかく浅田真央さんの、あの演技の曲です。
当初、浅田真央さんは、ロシア・ソチでの開催だから、ロシアの作曲家の作品を選んだみたいなうがった見方をする人もいましたが、これまでの浅田真央さんの苦難を考えると、僕は、浅田真央さんも、この作品に自分の人生を投影していたのではないかと思っています。
また、浅田真央さんは、バンクーバーでもラフマニノフでしたし、そんなロシアだからラフマニノフなんてことはしませんよ。
ちょっと出来過ぎなストーリーだけど、オリジナル・タイトルで、指が未来を拓く…も、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を感じさせるタイトル。
悪者も出てこないし、良いじゃないですか。
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