「三池崇監督の“洋画”」初恋 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
三池崇監督の“洋画”
この作品、「東映ヤクザ映画」という触れ込みだけど、中身は三池崇印の“洋画”だった。
物語の骨格は、(亜種ではあるけど)いわゆる“すれ違い(勘違い)スラップスティックコメディー”の系譜、もっと言えばタランティーノの「パルプフィクション」を割と露骨にオマージュしているし、染谷将太演じる加瀬なんかは「レオン」でゲイリー・オールドマンが演じた悪徳刑事ノーマンに近い感じ。
そういうヨーロッパやハリウッドから色んなエッセンスをかき集め、日本を舞台に日本の役者(メインキャラはね)を使って三池崇が作った“洋画”がこの「初恋」なのだと思う。
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