「首が笑っていました!」初恋 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
首が笑っていました!
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今日もコロナ禍、映画館に行きたくなって来てしまいました。この映画最初は目茶目茶ごみ屋敷のように汚いのでちょっと辟易。それに、何だただのやくざ映画じゃないのと思いました。それでも窪田君が頑張っているので最後まで観てしまいました。この作品は窪田君とヒロインが堅気で、あと中国マフィア、そして日本やくざらしい内野、さらに裏切り者の染谷と大森さん。この4つのグループの絡み合い、戦争なのです。まあ、中国らしい首切りが2回も出て来たのでちょっとだけ気持ち悪かったです。でもあっけなくバッタバッタと人が死んでいくこの映画はバイオレンス映画と割り切れば、単純に面白い映画と言えるかも知れません。あのベッキーも大活躍で、狂気じみた復讐する女性の役ははまり役かも。最後の方の大乱闘は、ユニディの狛江店が舞台。良く知っているお店なので興味津々でした。それでもこのバイオレンス映画、最後には初恋という題名らしくうまくハッピーエンドになり最後はホッとし、窪田君の勝利に涙が。いわば捨てられた窪田君と父親にレイプされて育ったヒロインが人生の再出発をするという意味では安心の結末でした。まさに何でもありで、恋愛は花を添えるというような感じでしたが、最後まで目が離せなかったので傑作だと思います。
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bloodtrailさんのコメント
2020年3月16日
三輪さんへ
あれだけ社会のドロドロを見せといて、人がバッタバッタと無残に死にながら、映画タイトルが「初恋」なんて言う「純」の世界の言葉ですよw
この「狙った不一致」が、三池監督らしい「道徳的ニヒリズム」だって思いました!