劇場公開日 2019年6月21日

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「【「スプリット」ミニマル・ノーマルバージョン】」ジョナサン ふたつの顔の男 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【「スプリット」ミニマル・ノーマルバージョン】

2020年5月18日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

知的

今作品の物語設定は、"似たような作品が多い"が捻り方が、良い。

もう少し、しっかり描いてくれたらなあ、と思ったのは、
・ジョンとジョナサンを幼い頃から診療しているミナ博士と、二人の関係性。

・二人の過去と、もう一人いた筈の人格がどうなったのか?そして、そこから今の二人の生き方がどのように形成されたのか?

哀愁漂う作品の世界観はとても良いし、相手を思い合うジョンとジョナサンの苦悩する姿も良い。
"サイレントSF"としても面白みはあるが、如何せん、作品にもう一つ深みがなかったかなあ。

何となく"映画館で観たら、印象が随分変わったのではないかなあ"、と思った作品でもある。

〈"余計なお世話なのは、重々承知の上で"
アンセル・エルゴートさん 「ベイビー・ドライバー」以来、作品に恵まれていない気がする。少し心配である。〉

NOBU