「彼女は事件の時からずっと自分を責めている。暗い海の底を歩いているようなものだ。」見えない目撃者 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
彼女は事件の時からずっと自分を責めている。暗い海の底を歩いているようなものだ。
予想以上に役者陣の好演が光る。にっこりとした笑顔だけが武器だと思ってた吉岡里帆の緊迫感、高校生からサラリーマン、警察官から犯罪者まで役の幅が広い高杉真宙、ダラケた役もシリアスな役も独特な存在感の田口トモロヲ。
展開がハラハラして見入ってしまうが、終盤はどうも解せない。おかしいだろって事ばかりで繋がれていくので、最後のなつめの笑顔を見ても素直に喜べない。弟のときはあれほど苦しんだのに、あの二人のことはなんとも感じていないのか?って。
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