「いやいや、色々と無理あるだろ」見えない目撃者 映画鑑賞1000作さんの映画レビュー(感想・評価)
いやいや、色々と無理あるだろ
元ネタ韓国版は観て無いし、テレビCMでのR15強調しここまでやるのか的な文句に、それなりに期待してました。が、正直、何コレ?このB級感。誠に残念な結果でした。
主の狙いや大まかな設定はまあ良い(但し今の御時世じゃ古臭いが)、視聴覚者目線の映像表現もそれなりに凝ってる。主演の吉岡も元々が幸薄そうな顔ゆえに、こういう役は違和感無い。が、あまりにも無理があるストーリー展開と、リアリティさの無い人々の行動に、ビックリして笑ってしまった。べースの韓国作は未見ゆえにもしやそこから来てるのかもしれないが、韓国版は恐らくバイオレンスやグロ感を更に高いレベルで入れてるのでは?(韓国のこういう系は皆そう故に予想)だからトータルとして誤魔化せるが、本作はといえば表現の仕方か撮影の甘さなのかバイオレンス感もグロも安っぽい。だから、ストーリーの細かな部分に目が行き違和感を感じてしまう。
以下、無理がある展開を列挙してみた。
・代表として卒業するくらいのそれなりに優秀な新人が、車停めずに視線を思いっきり外し足元深くの物をとろうとするか?
・風俗サイトの源氏名で探す?で、確定って無理がある。
・田口トモロヲはあれだけ確信した後、一人で犯人に会いに行くか?あんな残忍な凶悪犯なら、やられるに決まってるだろ。無防備でトランク側行くし、ベテラン刑事とは思えない。
・中盤に主役が犯人に追い詰められる時、犯人が終始走らないのは何故?で、簡単に追いつくのか?
・犯人は高校生轢く時以外、全てあの車をずっと使用してるが、あり得ない。見つかりたいのか?
・警察、連絡してから来るの遅過ぎる。とんでも無い田舎なのか?
・夜に歩いている人間が少な過ぎる。地下鉄で誰も乗って無いって、とんでもない田舎ローカル鉄道なのか?
・他....
B級というより、子供が観られない子供騙し作品としておこう。