シライサンのレビュー・感想・評価
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あまりにも薄味なホラー
メインの2人が妙に落ち着き払っていて全体的にあっさりとした印象です。
うるさいだけのホラーは好きではないのですが、逆にここまで反応が薄いと、何を見せられているのか…という気持ちになります。
静かな気味悪さが演出されるわけでもなく淡々と進んでいきます。
恐怖体験だけではなく、友人との会話も何もかも薄く、SNSの話のくだりはコミュ障のやり取りのようです。
知り合って間もなく突然自宅に呼び夕食を2人でとるという距離感バグと、弾まない会話に違う恐怖を覚えます。
女の子はおとなしめで友達が少ないという設定だったので分かりますがもう1人は一体…?
呪いにかかった人数とシライサンがくる確率を計算して、世界中に噂を広めればシライサンに狙われる確率は下がる、というようなシーンはまあまあ好きでした。
終盤の「シライサンのシライは死が来る、死(シ)来(ライ)」と突然の親父ギャグには困惑です。
2人の反応も「あ、はい…」という感じで、やっぱり空気の読めない事を言ってすべったコミュ障にしか見えません。
なんというかイマイチ突出したものがなくB級好きにも勧めにくいです。
のっぺり
飯豊まりえさんが目を離しすぎ。
その後のシーンで凝視し始めても、もはや「目を離すなー!」という緊張感がなくなってもったいない。
(せっかく「2時間ぐらい目を離さなかったら助かる」のだから、もっとねばってよ!)
さらに、ここもジャーナリストが後々襲われるシーンも、目を逸らさせようと「過去の後悔」が話しかけてくるといういいスパイスがあるのだから、もっと美味しく料理して欲しかった〜。
「一緒にいるもう一人が見てればいいルール」は、もちろん原作からあるのだろうけど、そのルール発見するシーンなかった気がする。
あったのかな。
急に「俺が見ておく!」となっててびっくりした。
見落としたかな、わたし。とにかくこのシーンが、短いのに観客の集中力を削ぐシーンになってしまった気がする。
ただでもそのシーンが異常に短くあっさり終わっちゃうので重要視しなかったのか。
あっさり2人で目を覚まして「助かった!」ってすっ飛ばされるのもなぁ..
他を工夫してここに怖さ持ってきてほしかった。
尺的にも、時間半とコンパクトなんだから、もっとたっぷりここでぐったりさせてもよかったのでは、、
で、ちょっとホッとしたところでミゾロギ博士の研究内容の話し。(ここにこのM掛ける感じなら、前がやや重い方がいい気がする)
ジャーナリストさん、飯豊まりえ、死んでるかもしれんぐらい負傷させたのに「すまない」で走り去るのも不自然。
(これは縁起の力量?)
シーンの運びも演技ものっぺり均等な印象。。
撮影が2日ほど伸びると予算オーバーしちゃうのでしょうか。
どんな風に、予算と脚本と演出、尺を戦わせて映画ができるのか、想像してしまう。実際、どんな風なんだろう?
作品を引き締める、はっとする演技をしてくれたのは、
最初に怪談を話す染谷将太さん。
さすがお上手だなぁ、、
あと、がっつり映りまくるシライサンの顔も、わりと良かったです。
完全な不完全燃焼
媒体が映画でもドラマでもゲームでも、一番やってはならないと思うパターンのうちの一つに落ち着いてしまった映画だと感じました。
伏線になりそうなものや、今後の展開を期待させるようなフラグメントを、
撒き餌のようにある程度バラまいておいて、じゃあいよいよお楽しみタイムかな?
となったあたりで強制終了。
少年漫画のバトルものに例えるなら、ラスボス、あるいは中ボスとの闘いのために、主人公や仲間たちが必死に修行し、いよいよ最後の闘いだぜ!という場面で何の脈絡もなく打ち切りみたいな。
がっかり感半端ないですよ。
乙一さんの原作作品で好きなものもたくさんあったのですが、この映画を見る限りにおいては、今回は残念極まる内容でした。
どっかで見たシチュエーション
リングの感じからは抜けられないのかな
怖い話を聞いてその名前を聞いたら呪われる
次々と目が破裂して説明のつかない死が連鎖する
知り合いがつながっていき
大元の話を聞いた旅館に行く
登場人物の中にマスコミの人がいて追及していく
呪いの解き方はわかるが結局・・・
どこかで見た演出やシチュエーションで
目新しさはなかったわ
終わり方もはっきりすれば良いのにって思う
出てる役者さんは良いのにね
飯豊さんは目を引く良い表情や自然さが良かった
谷村さんも歳いったなーって
染谷さん出てきた時、おっ!てなった
何で呪いの連鎖が起こっているのか
そこをさこちらに考えさせるにしても
想像させる怖さっていうのはそこ明確な理由を描かなくても
しっかり設定が出来ていることが大切なような、
なんだかフワッとしてたなぁ
あの呪術の村で全員死んだ理由もさらっとしてたし
とても強い霊能者が死んでなおなんでずっと呪ってるのか
そこんところを強く出すなり上手くやらないと
物語が薄っぺらくなるななんて
じゃー振り切って呪怨みたいにわかりやすい
怖い映像ってわけでもない
なんか演者は頑張ってたからもったいない
たまたまこないだ松島菜々子と真田広之のリング見て
何回見ても面白い
これホラー作る人は意識しないで物作りするのは無理か笑
そりゃないぜー乙一先生
乙一が監督していると聞いてネトフリで視聴。割りと良くある民間伝承をベースにしたホラーなのだが…
まず設定は大体どうでもいい。言い方を変えれば必然性がまるでないので腑に落ちない。
・タイトルのシライサンの漢字は白井さん?死来さん?とあるが、本質にはまるで意味をなさないので物語的には大差なし。そこから話は発展しないし。
・曰く呪詛を生業とした村の特別力の強い者がいたからその者ではないか…なんで急に盲滅法呪いはじめてんだよ
・見ている間は相手も動けず呪われない設定は恐らく生前の術者を封印していたお札に由来していると思われる。すると力が強すぎた術者を村の者が制御出来なくなって封印。それを恨んで呪い始めたというところでしょうか。↑の答えにもなりますね、多分。
それから亡くなった連中が揃いも揃って生者を殺しにくるシステムはなんなん。ただの幻覚なんかな。
全体的に説明は不足しているのでまぁ雰囲気と想像を楽しむ映画なのかな。
悪いところばかり書きましたけどヒロインは可愛いし他にいくらでも酷いジャパニーズホラーはあるから見てもいいんじゃないかな。
ただオチは全くスッキリしないからカタルシスみたいなものは期待できないね。
あとヒロインは記憶を失い呪いから逃げられたようですけど、焦げた焼き魚食べた拍子に記憶が戻ったりしたら大変だなと思いました。どーでもいいですね。
世にも奇妙な物語物語の方がまだ怖い
小説家の乙一は何冊か読んで面白かったと記憶している。
その彼の監督であるにも関わらずなんという幼稚な話であったか?
ラストの車が故障した件が一番の盛り上げたかったシーンなのか?
パソコンの取り合いシーンはマジ苦笑いだった。
その作家が何故に監督をやろうと思ったのか?
それ程までに彼に自信作だったのかわからない。
役者が軒並み大根なのは何なのか?
地下の舞台役者でももう少しマシなのがいくらでも居たのではないだろうか?
また演出もひどい。
何度吹き出しそうになったか!コメディなのか?セリフや通行人、冒頭で見るのやめようかと
思ったけど、もしかしたら。。。という思いもあり最後まで見てしまった。
シライサンのメイクも酷いし、衣装も新しそうで何より😅
雰囲気作りとか考えないのかな?あんな明るい場所でよくもまあ、
堂々と登場させたもんだ。
ただダメ出しを書き連ねても仕方ないのでもう終わりにするが、
作家ならせめてストーリーや設定などはしっかりさせて欲しい。
ただ監督やってみたかった感がすごく、彼には小説で頑張ってほしいと思う。
染谷くんの語りが雰囲気あったなぁ
観たら、聞いたら感染る。
ジャパニーズホラーでは古典的な手法だけど、わたしはそれなりに楽しめました。
シライサン、初見ではこわっ!って思ったけど出てくる頻度がなかなかに高く、しかも見続けなくてはいけないっていう設定のため、見慣れちゃう。後半あんまり怖くなくなってしまってちょっと残念だったかなぁ。
作中の考察は面白かったし、それも含めてわたし達を巻き込んでる気がして物語に深みが出た気がします。
スッキリはしなかったかな、え、あの人はどうなったの?結局シライサンて?って感じで終わっちゃいました。儀式や風習好きな身としてはもう少しシライサン側の背景も掘り下げて欲しかった気持ち。原作も併せて読むと楽しめるのかしら。
出番の多いシライサン
主人公の瑞希(飯豊まりえ)が親友の加藤香奈(江野沢愛美)から、結婚披露宴にからむ怪談話を喫茶店で聞くところから始まる話。
香奈はその後、眼球が破裂して変死。一方、香奈の友人の鈴木和人も同じくシライさんに呪い殺され、その兄の鈴木春男(稲葉友)が瑞希とともにシライサンの謎を探りながら後半まで続きます。
鈴の音とともに現れる、異様に目の大きな謎の女幽霊?シライサンが、そのシライサンの存在を知った者(シライさんの名前を知った人)を次々と呪い殺していくのですが、ホラー系にしては、わりと静かな映画で地味な感じ。「よーし、怖い映画みるぞ〜」と意気込んで見ると、インパクトが弱くて物足りないかもしれません。これといったひねりもなく、シライサンの正体もよくわからないままラストとなり、自分としては消化不良でした。でも、オーソドックスなストーリーで、小さく楽しめた感はありました。
瑞希の発見
人間の寿命を80年(3万日)と考えると
のろいが1人の場合、80年のうち、1万回出現
のろいが2人の場合、80年のうち、5,000回出現
のろいが10人の場合、80年のうち、1,000回出現…
という考察は面白かったですが、シライサンは1人(1体)だけのようなので、当たり前の数字という気がしました。
シライサンの呪いのルール
●シライさんの名前を聞くとシライサンが現れて殺される
●その際の死に方は眼球破裂
●シライサンは3日おきにしか現れない
●長時間目を逸さなければシライサンは消えていなくなる
●シライサンの存在を忘れると呪いは消える
瑞希は転落したことにより記憶喪失になり、シライサンの記憶もなくなったわけで、呪いから解放されます。だから、命を助けた春男は自分と瑞希の関係性を明かすこともなく、瑞希のためにその場を去ったんですね。
シライサンの出番は多いです。十分、怖いビジュアルなのですが、昼間も現れ、何度も見ていると親密感も湧いてきます。女優ベッキーの顔を白塗りにしたような顔立ちでもあり、ウルトラマンシリーズの怪獣ダダにも少し似ていたなんて感じたのは自分だけだったのか。
染谷将太が脇役で登場。単調に続く映画なので、怪談話のシーンが印象的で好演でした。
いまいち整理されていない
映画の内容としては悪くないと思うのだけど、いくつか必要性の感じないシーンがあったりと、映画としてのまとまりがちょっと描けているように感じた。
例えば、春男が弟と会話するシーンや、瑞紀と春男がシライサンから助かった後の、吊り橋効果の会話部分。後者は恋愛未満の二人の関係(特に春男の方がどちらかというと好意を持っているような印象)を表しているのかもしれない。しかし前者は、その後でシライサンが登場するわけでもなく、家族の絆を表現するシーンとして判らなくもないが、他の登場人物の場合はシライサンと合わせて登場していることを考えると統一感がとれていないと感じられる。
こういうところは、長編映画初監督だからちょっと慣れていないのかもしれない。
ただ、全体多岐なシナリオはよく出来ていたと思うし、ホラー映画として観客を驚かせる演出はよく出来ていたと思う。
次回作はあるのか?ネタバレしてます。
気になるところが多すぎです。
飯豊さんだけが生き残りましたが、次回作を見越してのことでしょう。
しかしながら飯豊さんのスケジュールの問題で出演できなくなったら、冒頭でシライサンを思い出して、いきなり死亡と予想して。
ゾクっ
初めの方でゾクっとだけした。
暗がりに静かに佇む人影ってのは、気味が悪い。ただ、それだけだった。
つまりは、映像により喚起される想像力が怖さを倍増してくれるわけで…他の要素はなかった。
どちらかというと滑稽でもある。
慣れてくるとどおという事はない。
日の光の下で出会すと「空気読めよ」とかツッコミそうな雰囲気がある。
その辺りは登場人物達の切り替えが早い部分もあってたいした事に思えなくなってくるからだ。
後はなんか色々と不自然な箇所が多くて、萎える。台詞もそうだし、編集とかアングルとかもピンとはこなかった。
芝居もなんだかスロー過ぎたし。
ほぼほぼ出落ちな作品だった。
最高!
小首かしげてパッチリお目々で主人公と睨めっこするシライサンがおかしくておかしくて、涙流しながら爆笑してしまいました(^_^;)
同じ劇場で鑑賞された方々、場違いでゴメンナサイm(_ _)m
フェイク
原作既読
友人が目の前で何かに怯えながら死んだ女子大と、弟が電話の向こうで何かに怯えながら死んだ男子大学生が、その異様な死に際と死因に疑問を持ち調べていく話。
死因は心臓麻痺だが眼球が破裂、しかも何かに怯えながらの突然死という異様な死に方に違和感を覚えた兄が調べると、他にも同様の死に方をした人がいることがわかり、そこに居合わせた女性と協力して追って行くストーリー。
怪談として話をされている時は良かったけれど、いざそれがでてきたら、気持ち悪さはあるものの何だかちょっと滑稽であまり怖さは感じない。結構出番早いしね。
監督・脚本が原作者なだけあって、概ね原作に沿ってストーリーが展開していくけれど、何だか妙に空気感で明るくて怖さが減衰。
シーンの切り替わりにぶつ切り感もあったし。
ストーリーが結構駆け足で、原作を読んでいたから補完出来たけどちょっと判り難いし、原作を読んでいたから意外性は無いし、既知が良いのか悪いのか…。
貞子や伽椰子と比較される様な口コミがあるけれど、シライサンはそのキャラ自体に曰くはないし、そのキャラの怖さが面白い訳ではないから、それを期待すると中途半端に感じるかも。
エンドロールやその後に映像はないけれど、エンドロールをよく見るとちょっとオッ!となった。
何もかもが中途半端な、子供が考えた「ボクが思い描くさいきょうホラー」
今まで洋画邦画いろいろなホラー映画を観てきたけれどダントツで面白くなく盛り上がりに欠ける
シナリオとしては、「主人公の弟とその友達2人が旅行で泊まった温泉宿で、配達に来ていた酒屋渡辺からたまたま思い出した怖い話(シライサン)を聞かされる。聞かされた3人と渡辺が呪いで死に、興味本位で聞いていた旅館従業員もシライサンの被害に遭う(この時点ではまだ生きてる。主人公と弟の友達の友達のヒロインとで不審死の正体を暴こうとする」というもの
内容としては興味がそそられるが、覗いてみたら中身がスカスカ。
ホラー映画の醍醐味として、「少しずつ進展、明かされる真実」ってのがある
『死亡発生』→『なぜ起きた』→『この人に聞いてみよう』→『移動』→『あの人ですよ』→『声かけ』→『発展』→…
みたいな説明の流れが必要なのにこの映画では
『死亡発生』→『ヒロイン(弟の友達の友達)と接触』
飛びすぎじゃない?
声かけしてから「弟の友達の友達って知ってきた」って言う描写があるけど浅いし『時間無いから省いた』感がすごい
からの「弟と、君の友達の不審死について、もう一人の友達に聞きに行こう」ってなる?
ヒロインは目の前で友達の眼球吹っ飛んで死んでるのに「友達が自分の腕をつかんで助けを求めたのに振り払ってしまった。だから調べる義務がある」とはならないでしょう普通
場面代わって、主人公とヒロインが残りの一人の友達の元へ。
旅館で怖い話(シライサン)を名前のところだけ無しで聞かされる
お茶を沸かすと席を離れる友達、不安そうな面持ち
主人公とヒロインがさらに聞こうと後を追おうとするが主人公だけ行くことに、おいおいお前せっかちすぎるだろ待ってろ
やかんが沸騰しているが友達の姿が無い
探していると他の部屋から物音がして、行ってみると首吊りをしている
寸でで止めれたがその口から「シライサンがくる」の言葉が。
自殺なら二人を帰らせてからやってください
病院で意識を取り戻して事情聴取
「2人は呪われました」
「負の感情が溢れて 自分だけ死ぬのが不平等だと思った(からシライサンを口にした)」
コイツどんだけワガママのかまってちゃんなんだよ
シライサンの呪いに拡散効果があって意識的ではなく強制的に口にさせられたならわかるけど、
死ぬのが怖いから道連れの発想で被害者増やすのやめろ
晴れて呪われた2人はシライサンに狙われる
友達はついでくらいの勢いでシライサンに殺される
一方、ジャーナリスト(?)の間宮が動き出す
間宮は過去に子供を亡くしているが、描写があまりにも雑
母親と娘が公園で大きなボールでキャッチボールしている
「パパはまだ来ないの?」
「パパは遅れるみたい」
と会話しながら遊んで、母親がボールを追いかけて戻ってくるとハイ娘が事故に遭ってる
『え?なんで娘いきなり公園の外に全力疾走したの。パパがいたわけでもなく、ボールを追いかけるわけでなく、母親がボール追いかけてるのを全力で真反対に逃げて事故られた?』
意味が分からない。
とりあえず間宮は不幸な立ち位置にしたかったんであろうという謎の設定説明
間宮は不審死を記事にしたいと病院へ行くが思った以上に事情が聴けない
主人公とヒロインと間宮は温泉旅館へ移動して偶然合流
同じ呪いについて調査が始まり、2人は渡辺の働いていた酒屋で「呪いの話を子供の頃に近所に住んでいた学者先生から聞いて絵本にした」と聞く
ここで「渡辺は幼少期になぜ死なないのか」謎が出てくるが「子供だから忘れてたんじゃないの?w」と…
『え?忘れたら「あ、じゃあいいっすw」程度で許される呪いなの?皆もう忘れようぜシライサンなんて』
ここで一気に呪いの格が下がる
間宮は唯一の生存者の旅館の従業員の家を訪ねる
聞くと「呪いはあった。アイツは目を合わせなければ近寄ってこない。一時間半くらいずっと見つめてたら消えた。(呪いをバカにする間宮に)アンタも呪われてみれば」とシライサンを教えられる
早速旅館でまとめる間宮
そこに妻の電話が
案の定、妻にシライサンを教える間宮、しかも対処法は伝えていない体たらく
観客一同「あ、妻死んだわ」と思ったことだろう
間宮と主人公は間宮の部屋に呼んでシライサンの話を聞いてまとめていた
そこに夜遅く一人で歩いていたヒロイン
呪われてるって自覚ある?なんで一人なの?なんで温泉地なのにこんなに人気ないの?
もちろんシライサンに襲われる
電話で主人公に連絡して来てくれと連絡取るまではバッチリ
教えられた通り、見続けることで近寄ってこないシライサン
そこから死んだはずの友達が声をかけて猛スピードであらぬ方向へ逃走開始
なんで旅館に戻ろうって思わなかったの?
全力で逃げるヒロイン
なぜかたどり着く工場地帯、警備ザルすぎませんか
目を合わせてれば近寄ってこないを信じて見続けていると主人公到着
二人合わせて凝視し続ける
が、その場で見続ける なぜ距離を取って逃げない
「よし、距離を取ろう」
お前何を思ってその場で見続けてたんだ
シライサンの横をゆっくりゆっくり通り過ぎようとする2人
そこへシライサンのドアップで謎の空間へ送られるヒロイン
洞窟内、お札や謎の文字や装飾をされた間で一人座っている謎の和服の女性
果たしてその正体は…
と思ったら朝です。二人とも気を失ってました。
なんなんすか、シライサン寛大過ぎませんか
「吊り橋効果ってのがあって、恐怖のドキドキを恋と勘違いする。付き合っても長続きしない…w」
的な話をしながら旅館へ戻る2人
は?お前らさっき死にかけたんやぞ?なにイチャイチャしてんの?恋愛映画はよそでやってくれ
間宮と合流して3人で向かった先は酒屋の渡辺の実家
兄から学者先生の話と、その先生が同じく不審死したことを聞かされる。
一気に呪いの中枢へと向かうのか…
ハイここで旅館の従業員君、助かってませんでした
シライサン強襲、無事死亡
場面は学者先生の書物ある施設
民俗学を調べていた先生は、目隠し村という呪いを生業とする一族について調べていた
その一族は生贄によって他の所へ呪いを送れるというもの
その一族もまた呪いで全滅したとのこと
よくある話ではあるけど、もしや解呪方法とか無しで扱ってたの?
と、ツッコミ要素満載の呪いシステム
シライサンもそこから発生したのか?
知名度広まったらどうしてたんすか
解呪方法もわからないまま東京へ帰ろうとする3人
途中山道でなぜか車がエンスト
車体ピカピカでそれなりに手入れされてるだろう車がエンジンルームから煙吹いてエンスト
ま、まさか、これもシライサンの呪いなのか……!!?
いいえ、ただのエンストです
エンストして移動できず他の車が来るのを待っていた3人
そこでヒロインはシライサンについてまとめていたノートを見ていてあることに気づきます
「シライサンは3日に一度現れる。旅館の従業員が3日前に死んだから今日現れる」
間宮はあることに気づきます
必死に車のキーを捻ってエンジンをかけようとする間宮
「妻がシライサンに殺される!」
娘が事故に遭い、次は妻か…
同情しつつも対処法教えてないアンタが悪いと半ば飽きれてしまう
ヒロインはまたしてもあることに気づいてしまう
「これを使えばシライサンの被害を無くせるかも…!いや、被害は無くならないか…!」
歯切れの悪く内容を言わないヒロインに痺れを切らす男性陣二人
聞けば「ネットでシライサンを広めれば被害は自分のところに来る可能性が低くなる」とのこと
いや、それ最初から思ってたことだわ
妻を死なせるわけにいかない間宮はシライサンのレポートを全国に流そうとする…がネットが繋がらない
これもシライサンの呪いなのか……!!? いいえ、山の中で圏外なだけです
間宮を必死で止めようとする2人
「そんなことしても呪いは終わらない!」
呪いは終わらなくても対処法を探す時間稼ぎにはなるんじゃないかなとか思ったんですが間違ってないですよね
主人公のせいで坂を落ちて壊れるパソコン
間宮に振りほどかれたせいで坂に落ちて頭を打ったヒロイン
妻へ電話をかけてレポートを拡散させようとする間宮だったが現れるシライサン
拡散が先か殺されるのが先かという場面で絶望的なシーン
見続ける対処法で切り抜けるかと思いきや、またしても死んだ身内を出してくる卑怯な手
娘からの声に耳を傾けて振り返ってしまう間宮
ハイ場面はアパートです
間宮が死亡して程なくして間宮のアパートを訪ねた主人公
お前どうやって街に戻ったんだよ
ベルを鳴らすも反応が無い
そこへ通りすがった近隣住民
「間宮さんの奥さん最近いなくなった」
案の定蒸発してました。もう生きてはないでしょう。
そこへ電話が鳴ります。
主人公はヒロインが意識を取り戻した電話を受けて病室へ
ヒロイン生きてました
が、なにか様子がおかしい
あ、コレ お決まりのやつだ
そうですね、記憶喪失です 何も覚えてません
主人公の事もシライサンのことも覚えてません
でも主人公を見て「口の中が苦くなった」と。
その言葉に主人公も「それって、魚の焦げた感じですか」
おや?記憶戻る感じ?
と思いきや主人公帰ります
さて、シライサンを知るのは間宮の妻が消えたので主人公ただ一人
これからどう一人で立ち向かうのか…!!
と思いましたが時間切れです
踏切の向こうにシライサン
通り過ぎる電車
テレポートで背後に回るシライサン
はい詰みです
え?なんすかこの映画 設定ガバすぎやしませんか
シライサンを生み出した一族が呪いで全滅、民俗学の先生がそれを発見して死亡
酒屋の渡辺が幼少期に先生から聞いて呪い殺されてたら簡潔してた話なのに何で生きてるの?
「子供だから忘れてたんじゃないの?w」じゃないわ
呪いのセンスが無さ過ぎる
最近この手の「呪いの対処できませんでしたwあとはご想像にお任せしますww」系が多いです
過去に見たホラー映画駄作で「ダンサーインザダーク」があるんですが、
あちらはまだ「どう怪奇に立ち向かう…」「どう追いつめられる…」「これで解呪できたのか…!!」とハラハラするシーンが多かったのです
シライサンはほぼ常時平坦
「グシャッて死にました→調べました→また誰か死にました→調べました→……」
ずっとこんな感じ
ホラーの範囲としても割と身内レベルで終わらせてるのが残念でならない
『コップで他人に水掛けて、たまたま近くにいた人が寄って散った水踏みました』くらいの気分
もっと「シライサンを消すために一族が作った解呪の札が…!」とか
「シライサンの紐についてる鈴を処分すれば…!!」みたいな対処が欲しかった
無差別対処不能系ホラーは皆殺し胸糞エンドが多い
間宮は娘が過去に死んでるのでせめて生き残って「もうシライサンに関わらない」みたいな終わり方してほしかったけど、興味本位で首突っ込んで死んだので救いようがない
あと個人的に一番気に入らなかったのがヒロインが料理してて魚が焦げたシーン
あれだけ煙吹いて魚焦げてたのに、焦げてたのは魚の皮だけ
2人で魚をつついて「焦げてるけど美味しいw」
製作者料理したことある?
あの規模の煙出てたら身は水分飛びきってコゲコゲで食べれたもんじゃないからね
どうもホラー映画に恋愛要素というか、キャッキャウフフなシーンを入れたいんでしょうね
と、文句ばかり言ってきましたがホラー映画としてシライサンのキャラデザインは好きでした
手から伸びてる紐と鈴・目をグシャリと潰す呪殺・白目がほぼない目・呪いに似合わぬ小綺麗な和服とキレイな黒髪
もっと絶望的な追いつめ方があったらワクワクしたと思います
映画の設定だとSCP-173(見てないと移動して首へし折ってくる石造)の劣化版でしかないです
日常にもっと抉り込んできて、日夜緊張で手に汗握りながら殺されないかと怯えるキャストが見たかった
個人的に100点満点中だと10点です
小説読破必須のホラー(小説&映画のネタバレあり)
いやー…やられましたw
まずイヤホン360がヤバい、、シライサン来た時じわじわくる感じや、シライサンの気持ち悪さを…声もじわじわ…ヤバい、、
ストーリーは…ちょっとツッコミどころはありますが、普通に面白かった。あの争い⇒強打⇒記憶喪失は…ちょっとな…ってなった。
肝心のシライサンはそこにいるだけでトラウマレベルの怖さ。
音でビックり系ではなく存在でビビらせる系
しかも幽霊もめっちゃ怖い…
こっから先は「小説シライサン」を交えた考察です これ「シライサンの存在を隠蔽?する為の映画(だったらよかった)」じゃないかと
ん?どういうこと?ってなりますが…簡単に話すと乙一さん自ら書いた小説。そっちが本体で、逆に映画は「その舞台装置」だったのです。
エンドロールを見ると脚本「間宮冬美」ってあるんですよ。 なんかおかしくないですか?脚本は乙一さんが自ら執筆したのに…
小説版は…冬美がシライサン怪談を流布してしまい大流行…で大量に死人が出る大惨事 それで冬美達はシライサンの偽情報、偽ストーリーを流布してシライサン怪談本体を埋もれさせようとした…と。その中に「脚本家の間宮冬美自ら脚本〜」的な描写があった…それとこの脚本間宮冬美を当てはめると…これは脚本家「間宮冬美」の描いた偽のシライサンの…のはずが例の怪談はそのままそっくり…名前も…
作中に「巻き添え型の怪談」ってセリフがあったが…(一応見終わった後、小説の考察サイト見て理解)まさに意味がわかると怖い話…
個人的にはこのことをふまえてもマジで好きな感じの映画です
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