「そりゃないぜー乙一先生」シライサン 苔マンさんの映画レビュー(感想・評価)
そりゃないぜー乙一先生
乙一が監督していると聞いてネトフリで視聴。割りと良くある民間伝承をベースにしたホラーなのだが…
まず設定は大体どうでもいい。言い方を変えれば必然性がまるでないので腑に落ちない。
・タイトルのシライサンの漢字は白井さん?死来さん?とあるが、本質にはまるで意味をなさないので物語的には大差なし。そこから話は発展しないし。
・曰く呪詛を生業とした村の特別力の強い者がいたからその者ではないか…なんで急に盲滅法呪いはじめてんだよ
・見ている間は相手も動けず呪われない設定は恐らく生前の術者を封印していたお札に由来していると思われる。すると力が強すぎた術者を村の者が制御出来なくなって封印。それを恨んで呪い始めたというところでしょうか。↑の答えにもなりますね、多分。
それから亡くなった連中が揃いも揃って生者を殺しにくるシステムはなんなん。ただの幻覚なんかな。
全体的に説明は不足しているのでまぁ雰囲気と想像を楽しむ映画なのかな。
悪いところばかり書きましたけどヒロインは可愛いし他にいくらでも酷いジャパニーズホラーはあるから見てもいいんじゃないかな。
ただオチは全くスッキリしないからカタルシスみたいなものは期待できないね。
あとヒロインは記憶を失い呪いから逃げられたようですけど、焦げた焼き魚食べた拍子に記憶が戻ったりしたら大変だなと思いました。どーでもいいですね。
どうも初めまして、kikyouと申します。
私自身、つい今さっきこの映画を観たばかりなので、検証やらなんやらは全くできていない状態なのですが、観終わった後にどうしてもやりきれない気持ちがあり余ってこの場にやって来た次第です。
なんと言いますか、本来の完成した映画の半分あたりで、無理やりエンドロールを捻じ込んできたような作品だったと感じまして、どうにもこうにもモヤモヤして仕方がありませんでした。
乙一さん原作の作品(映画や小説)の中には、かなり深く惹かれたものも少なくなかったため、残念な気持ちが、自分の中で処理しきれない感じになってしまいました。
因みに、最近netflixで観たJホラーの中では、『来る』という作品は楽しめました。突っ込みどころも沢山あり、胸糞悪くなる要素もあるのですが、エンターテイメントとしては久々に楽しめたJホラーでした。