劇場公開日 2020年8月14日

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「メイン4人に泣かされました(笑💧)。」思い、思われ、ふり、ふられ 愛梨さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0メイン4人に泣かされました(笑💧)。

2024年9月15日
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原作は未読。
少女漫画原作の実写化を無性に見たくて片っ端から見た時に鑑賞した作品のひとつです。

少女漫画原作の実写化って原作ファンからイメージが違うと叩かれたり演じる本人たちの年齢もあって上手く演じられず酷評を受けてしまうケースが多々あると思いますが、この作品は後者については少ないんじゃないかなと思いました。

メインの4人のお芝居、お見事でした。

浜辺美波ちゃん演じる朱里と北村匠海くん演じる理央の、親が再婚したことで義理とは言え姉と弟になってしまったことで生まれた葛藤や苦悩に。

福本莉子ちゃん演じる由奈の、報われない思いを抱えながらそれでも好きな人のために奮闘する姿に。

赤楚衛二くん演じる乾くんの、親友と同じ人を好きになってしまっただけでなくその好きな人が自分に手を伸ばしてきたのを断腸の思いで振り払う姿に。

かなり泣かされました。

ただ、朱里の乾くんへの恋情と理央の由奈への心変わりをもうちょっと丁寧に描いてほしかったなぁ。
原作知らなくてもあれはかなりはしょりすぎだとバレバレ。
多分原作は朱里と由奈もしくは由奈が主人公なのではないかと思うのですが、大人の事情(=莉子ちゃんが主役では呼び込みが厳しいから美波ちゃんを主役にした、又はキミスイコンビで大ブレイクした美波ちゃんと匠海くんを主役にしたかった)でそこをねじ曲げてしまった感が手に取るようにわかってしまいました。
本来こういう映画を見に行く客層は女優さんはぶっちゃけキャラに似せているなら誰でもいいし原作をいじらないで欲しいと思ってるはずだから、わざわざそんなことをしなくてもよかったのに。
匠海くんと赤楚くんを出してきてる時点で充分でしょ。
そこだけが残念です。

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愛梨