「4人を監督はどう描くか」思い、思われ、ふり、ふられ Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
4人を監督はどう描くか
原作者である咲坂伊緒さんのファンなので、どう実写化したのかを楽しんだ。
登場人物の仕草や動き方、話し方が自分の想像とどう違うかの確認みたいになる。
リオ:チャラいけど本当は奥手で不器用でテレると可愛い美男子。『東京リベンジャーズ』の主人公タケミッチを演じた北村匠海さんが違和感なく演じていた。(私の視聴する順番が滅茶苦茶です。『キミスイ』は未視聴だし。)王子の格好も似あっていた。
カズ:天然で何考えてるかわからない友達思いでいい奴。原作の設定では嘘つくとき鼻をこする癖がある。映画ではオタクっぽさが強調されていた。アカリに貸した『アバウトタイム』は、原作ではタイトルが『(500)Days of Summer 』というBlu-ray。ベッドでアカリに裸で覆いかぶさる爆笑シーンは映画では採用されてなかった。
アカリ:浜辺美波さんの演技で良かったと思ったのは眼球の動き。大人っぽくて賢いのに陰で泣いてたりして、ギャップがあって可愛いキャラを再現できていた。
ユナ:自分を低く見積もり過ぎる市原由奈。"咲坂伊緒さん原作の実写映画"(『ストロボエッジ』、『アオハライド』、今作『ふりふら』)の中では1番イメージ通り。素直で初々しい素敵なキャラクター。
BGMが終始癒し系で眠くなるが、エンディングテーマはガツンとしてカッコ良かった。
言葉での説明が少なくて好感が持てる映画だった。
キャスティングは人気と実力を重視している。
原作コミックはすごくしっかりしてる。それを2時間内で始まって終わらせるのは難しいことだし、なんにせよ小さくまとめたら当然面白さまで小さくなっちゃう。
今作は感動もキュンキュン場面も小さかったけど、期待値の低さに比例して不満も低いし、劇中でも「トイレ」というセリフがあったから甘い評価。
りかさん、コメントありがとうございます。
「メインの4人が老け顔の高校生になっちゃった」は大変失礼な表現でした。編集して削除させていただきました。
アカリとユナは、おっしゃる通りじゅうぶん高校生に見えます。
「原作のメインキャラはもっと幼い雰囲気だった」とすれば良かったです。