劇場公開日 2020年8月14日

  • 予告編を見る

「恋だけじゃないからこその感動、4人の心模様が刺さる良作」思い、思われ、ふり、ふられ かわちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恋だけじゃないからこその感動、4人の心模様が刺さる良作

2020年9月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

萌える

高校生の胸キュン映画が量産されるようになったきっかけは、アオハライドだったと思う。それからいろいろな作品が出たが、よく練られた咲坂伊緒作品をうまく実写に落とした三木監督の手腕に脱帽である。
主役の4人は、それぞれの境遇から一歩を踏み出せないでいる。それぞれの思いがすれ違い、ぶつかり合い、繋がっていくことで成長していくストーリー。恋愛を軸にありながらも、青春には近くて遠い、思春期らしい葛藤が入っており、心がギュッと締め付けられる映画だった。
夏の大作に埋もれてしまいがちなこの作品だが、大人も泣ける良作。主役たちの目線などから感じる心の揺れ動きに、刺さること間違いなしだ。

たいよーさん。