「今年(8月中旬まで)見に行った中では文句なく高評価」思い、思われ、ふり、ふられ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
今年(8月中旬まで)見に行った中では文句なく高評価
ちょっと遅くなりましたが感想投稿。
どなたかも書いていたかと思いますが、この映画に限っては「映画案内」(映画のだいたいのあらすじを解説するページ)も見ないほうがいいんじゃないかと思います。
結局、多かれ少なかれネタバレになっちゃいますし(この映画の場合、そのネタバレの量がやはり他に比べて多い)。
もう高校を卒業して理系大学・大学院も卒業して10年以上たつ私ですが、高校生特有の甘酸っぱい恋愛感情や、(実話ではないので、漫画をベースにした)「意外になさそうな設定」をテーマにして恋愛を描くのは、この年になってももう15年もたつ私ですが、いい意味で高校時代を思い出して(共学でした)良かったです。
悪人も誰も出ないし、アクションシーンもないし、ややもすると「単調な映画」という評価も出せはしますが、そういう評価軸で見る映画ではないですしね。
9月にアニメ版も出るとのことですが、アニメ版も見て比較してみるのも良いのではと思いました(アニメ版も見に行く予定)。
上述通り原作アリなのですが、amazonのkindle版で「大人買い」をしようとしたら、全部集めようとすると10,000円くらいかかるようで断念しました(涙)。
減点要素は下記の0.1ですが、ごくわずかな減点要素にとどまるので、4.9を繰り上げて5.0(満点)にしました。
0.1点分 … エンディングクレジットが流れた後、日本映画だとよく「後日談」が語られることが多いと思うのですが、この映画はそうではなく、9月公表予定のアニメ版の宣伝が「唐突に」始まるので、涙して(?)見ていた映画の雰囲気が「少し」台無しかなぁ、とは思いました(致命的とは言えないし、商業的な都合もあるのでやむなし)。
多くの方は高校(高専など実質同等なものを含む)で経験した甘酸っぱい恋愛を多かれ少なかれ経験されているのではないかと思いますが、その「甘酸っぱい恋愛」を(年齢の差こそあれ)思い出して「高校生ならではの恋愛」を描くのはとてもよかったです。
上述の通り、ギャグ要素やアクションシーンなどなく、「ストーリー一本勝負」という映画ですが、これは5.0、低くても4.5は与えられると思います。
迷ったらぜひおすすめ。放映終了にならない間にぜひどうぞ。